【伊豆シャボテン公園】夏の終わりに息子と男旅
ゆるゆる動植物園
もう先月の話ですが、8月30~31日に掛けて実家のある静岡県伊東市へ息子を連れて帰省してきました!
8月の中頃にようやく決まった休みだったので嫁さんは仕事という事で来れず、娘はママと一緒にいるーという事で僕と小4の息子の二人旅となりました。まぁよくある事です。
今、実家には70代半ばの母が一人で暮らしています。
もう歳も歳なので、下手に帰って準備や料理で忙しくさせるのもそろそろ申し訳ない感じです。
しかし今回は母が権利を持っている会員制リゾートホテルの伊豆高原館に空きがあったとの事で予約してくれていた為、宿泊はそちらで済ませる事になりました。
会員制リゾートホテル。
甘美な響きですね(笑)。
実家は別に裕福なワケではなく、権利としてはグレードが低いものですが年に数回近場の旅行で使用するのにちょうど良いそうです。
父親は亡くなってもう10年以上になるので、母が友人と遊んで使いきれない分は僕らが使わせてもらったりしてるわけなんですね。
そんなホテルの部屋から撮ったナイトショットを一発。
いいーっすねぇっ!!
鉄板焼きのディナーをいただき、温泉を堪能して部屋でゴロゴロしてる内に爆睡という最高の夜を過ごし、初日は明けていきました。
行く度に進化しているシャボテン公園
翌日は朝方の天気が微妙だった為あまり積極的に動く気にならず、チェックアウトは10時になりました。
しかしその頃から天候が回復してきて、冒頭の写真のように暑い位の晴天になってきましたのでホテルからほど近い『伊豆シャボテン公園』に足を運んでみたんです。
僕は地元民なので、それこそ40年前から定期的にここに通ってきました。
僕が伊東を出た18歳の頃なんかは、きっとかなりドン底だったんじゃないですかね。
もういつ潰れるかなぁというようなジリ貧の状況だったような記憶があります。
子供ができてからは自分が子供の頃よりも高い頻度で来ていますが、昔と違ってくる度に色々と進化してすごく楽しめるんですよ。歴史の割に施設もしっかりキレイにしてますしね。
これはたぶん、20年くらい前…ですかね、TVで取り上げられてからだったんじゃないかと思います。
元祖「温泉に入るカピバラ」やチンパンジーのショーが話題になってV字回復し、今ではすっかり軌道に乗って安定している印象ですね。
さて、到着。
息子にせかされながらチケットを購入し、入園します。
まずは恒例の記念写真に案内されました。僕はカピバラが入浴しているぬいぐるみを抱いて息子と並んで収まります。
えぇ、息子のせがみで買わされましたよ。写真。1,000円だったかな。
でも写真データもいただけるので、このようにブログに載せる事もできます。便利になったモンです。それを考えると、安いもんかな。思い出にもなりますしね。
もちろん、プリントして額に入れた大判写真ももらえますよ!
動物たちが近い!
写真をもらって、園内散策を始めます。
まずは入り口近くの「バードパラダイス」から攻めます。ここには”動かない巨鳥”として有名な「ハシビロコウ」のビル君が飼育されていますが、ビル君を含めた全ての鳥がエリア内で放し飼いにされているんです。
このように、ビル君も非常に近くで会う事ができました。やはり、ほとんど動かなかったですね。
その他にも見事なクチバシのサイチョウがいたり、一発目からとっても楽しい!
園内は多くの動物が放し飼いにされていて、その時点で他の動物園とはワケが違います。普通にその辺の木々をリスザル達が走り回り、孔雀が羽を広げ(今回は見れませんでしたが)、名前がわからないブッサイクで巨大な鳥が置物のように鎮座していたりするんですね。
↑コイツです。1mくらいありました。
普通に目の前にいて逃げないので近づいて触ってみたところ、このでけぇクチバシで突かれました。痛くなかったけど、顔が怖いからビビリました💧
てか、ホント顔怖すぎですよね!?誰だお前!
あと、近くで見れるが故に表情の面白さが分かった「エミュー」。
面白い。コイツ面白い ( ´艸`)
あと、みんな大好きなレッサーパンダちゃんもいました!
いつ見てもレッサーパンダはぬいぐるみですね。
飼いたいわ~。
それから、園内のいたるところに生息している「マーラ」さん。
ホクロ毛みたいな黒くて細い乳首がお腹の真横からニョキッと飛び出していて、このように子供たちが横からおっぱいを飲んでいるんです。
ホントに園内にはあちこちにいるんですよ、この人たち。
触れる子もいっぱいいたし、野良猫のような感覚でしたね。敵もいないので、こうやってどんどん増えていってるんだろうなぁ。
あ、そういえばフクロウがたくさんいました!
こんなにたくさんのフクロウに触れる距離で会えるのって、シャボテン公園くらいじゃないでしょうか?
まぁあくまで猛禽類なので、ケガしたらイヤなので触りませんでしたが。
”本日の放し飼い個体はこちら”ですからね。しかも近づいても全然逃げないし。
コイツかっこいい!
でもTVでコイツが「ビビるとしぼむ」フクロウとして面白く紹介されてたような気が💧
そして、不思議な魅力のメンフクロウ。
正に「神の使い」という感じがします。
全てを見通しているかのような黒い瞳に、しばし見入ってしまいました。
ちなみに本気で放し飼い(シャボテン園の建物内)なので、これらの写真も望遠ではなくてiPhoneを数十cmのところまで近づけて目の前で撮影したものなんです。
これだけでも行く価値はありまっせ!シャボテン公園!!
名物の「カピバラ」
夏でもあるので温泉には入っていませんでしたが、カピバラ触り放題の放し飼いエリアがあってゴワゴワの毛を撫でまくってきました。
とっても良い子で、されるがままです。
でもネズミみたいな歯なので、もし機嫌を損ねて噛まれたりしたら手に風穴が開きますな。そんな事しないだろうけど。
冬に来た事ももちろんありますが、この日向ぼっこ写真のように半目で気持ちよさそうに温泉に浸かってるんですよね。伊東は温泉地ですから、そりゃあ気持ち良いです。
この放し飼いのエリアには、高台に乗ってずっと遠くを見ている非常にカッコよいヤギさんがラスボスの如く仁王立ちしています。
風に長毛をなびかせながら、祖国を夢見るように遠くを眺めているんです。
勝てなそうですよね(笑)。
短足種なのが良い味を出しています。
しかしこの凜とした佇まいは何でしょうか。
負ける戦に臨む時のような、達観した表情が伺えます。敬礼したくなりました。
思う事が多くて…
この後は一旦実家へ帰り、墓参りをして自宅へ戻りました。
先祖代々の墓を今は母が一人で守っています。いつもマメに掃除に通ってくれているので落ち葉を拾うくらいでキレイになります。母、ありがとう。
しかし長男の僕は神奈川在住。弟は独身で、墓守には不向き。
個人的には、前提にしたくありませんが母が亡くなっても例えば月一回くらいのペースで墓掃除に来るくらいはできると思っていましたが、負担にならないでもない。
母もそのあたりを考えてくれていたようで、母の亡き後はお寺に永代供養を頼んで墓はたたむという事になったんです。親類の同意も取って。
永代供養と言ってももちろん定期的に偲びには来るのでしょうが、少し切ない気分になりました。
それよりも元気に長生きしてもらえるよう親孝行しなければと思います。
それから息子には夏休みの終わりになってようやく小旅行に連れて行ってあげる事ができました。しかし嫁さんと娘は不在の中です。
ここ数年、仕事が忙しく遊びのスケジュールが立てられないんですね。そうこうしている内に子供はどんどん大きくなり、思い出を作れる時間も限られたものとなってきました。
僕は最近考えます。
人生、これでいいのか?
…思う事は色々です。
話が逸れましたが、要は家族との時間をもっと大事にするためにできる事を色々考えていると。そういう事です。
そして、考えるだけでなく行動していくつもりです!
ありがとう!