なぜかわかりませんが

なぜかわかりませんが書きたくなった事を書いていくみたいですよ

【黒猫のらら】耳カットちゃんとの馴れ初め

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早くベロしまいましょう


真っ黒ボブテイルの”らら”

我が家には、元「保護猫」の”らら”さんがいらっしゃいます。

出自が出自なので、耳にカット部があるんです。ジバニャン的な。

 

もう今から3年前ですね。

暑くなる前、6月に彼女はやってきました。

最初は物陰に隠れて全く出てこなかったのを覚えています。

 

でも、そんな頃も含めて彼女はとても良い子でした。

日中誰もいない環境の為、子猫ではなく「お姉さん猫」を探していたので譲り受けた時点で推定で生後半年といった頃合いだったんですが、手を出しても攻撃してくる事は無く、逃げるでもない。

僕たちも触りたくてしょうがない気持ちを抑え、たまに声を掛けてあげながらそっと見守る事にしました。

 

数日間ほとんど何も食べなかったのが、少しずつごはんを平らげるようになり、人の手からでも食べるようになり…。

撫でても平気になり、ずっと誰もいない部屋でジッとしていたのが皆の前でもリラックスできるようになり…。

 

今では我が家の大切な家族として、皆の笑顔の元となっています。

 

猫を飼う?犬にする?

4年ほど前、下の子も小学校に入学してだいぶ手が掛からなくなったタイミングで

『猫か犬が飼いたいねぇ~』

と家族で話し合っていました。

 

僕と奥さんと上の娘は猫派。

 

下の息子は犬派。

 

息子は小学校に上がったばかりでうまくなだめないと癇癪を起こしそうだったので、毎日の散歩の大変さを説いて猫を飼う事に納得させました。

 

僕は猫派と書きましたが、犬だって大好きです。

ただ、子供が犬を飼いたがって親と「ちゃんと散歩に連れていく」と約束しても結局は面倒臭がるようになり毎日親が散歩させているという家庭を多く見てきた事と、奥さんが散歩の類を好むタイプでは無い事がわかっていたので、少なくとも今は猫の方が良いだろうなと考えた結果なんですね。

 

さて、猫を飼う事を決めた我が家。

ペットショップにいけば血統書付きのブランド猫にたくさん会えますが、何せ高い!

わざわざ何十万も出して買わなくても、里親を待っている「保護猫」を譲ってくれる方が大勢いらっしゃいます。

お店の子は、きっと誰かが飼ってくれるでしょう。

でも保護猫は、それと知っていて飼おうとする方じゃないと見てももらえません。

 

ひとつの命を救う。

自己満足かもしれませんが、そんな気持ちもあって我が家では保護猫を探す事にしたんです。

 

ららさんとの出会い

それから、ひたすら情報集めに精を出しました。

譲渡会に行ってみたりして、好みの子との出会いを探し求めたんです。

我が家の猫探しの条件は…

 

・初めての猫だし、女の子がいいな(おとなしそう)

・できれば黒猫がいいな(なぜかわかりませんが、この意見は一致しました)

・昼間は誰もいないので、子猫だと不安だな

・でも完全な大人だとちょっとな…お姉さんレベルがいいな

 

てな条件を元に、ジモティーなども使って1ヵ月ほど探しましたかね。

お隣の伊勢原市にお住まいの保護活動家の方のお宅に、黒いお姉さん猫がいるとの情報を得ました!

 

早速連絡を取り、家族で訪問させていただく事に。

キレイな一軒家のお宅には、確か7~8匹ほどの猫が保護されていました。

 

その中に、ららさんはいました。

デカいスコティッシュフォールドの「レオくん」と同じ部屋で、小柄な黒猫が出迎えてくれたんです。

 

「かわい~」

 

子供も盛り上がりましたが…ひとつ気になった事が。

 

シッポがちょっとしかない!

そう、いわゆるボブテイルってやつですね。

 

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PUMA的な

猫の魅力の一つに、それだけが違う生き物のようにくねくねと感情表現をする「長いシッポ」があると思うんです。

固定の需要があり、割と早く飼い手が見つかるという黒猫がもらわれずに残っていたのはこのせいかな?と思いました。

 

複雑な想いを抱きながら抱きかかえると、ニャ~とひと鳴き。

その声が…

その声が、たまらなく女の子らしくてかわいかったんですよ。

 

鳴いてイヤイヤしながらも、引っ搔いたりする事もないおとなしい子。

好感触を持ちながら、その日はいったん帰宅しました。

 

そして家族会議。

子供達は、やはり見てしまったら飼いたくて仕方が無い様子。

あの子がいい!

あの子にしよう!

盛り上がりますが、個人的に引っ掛かったあの短いシッポ。

無理しなくても、もう少し探せばシッポの長い黒猫が見つかるかもしれない。

 

でも。

 

皆にそう思われて、誰にももらわれずに残されていた「らら」。

腕には、彼女の温かい感触が残っていました。

 

「どうする?」

奥さんの問い。

 

「決めよう!」

 

僕の決意で、ららさんは我が家にやってくる事になりました。

 

そしてアイドルに

現在は完全にリラックスした姿を見せてくれるららさん。

色々と個性的な部分も出してきて、本当に我が家のアイドル的存在です。

 

今は猫って20年くらい生きるのがザラらしいですね。

もうすぐ4年になるのであと16年とすると、僕は還暦を迎えてしまっています。

 

そしたらじじいとばばあで日向ぼっこでもして、ただ過ぎる時間に想いを馳せたいと思います。

 

僕も耳カットされて保護されてたりして。

恐っ。

 

 

ありがとう!

 

 

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