【思い出のダービー】~ジャングルポケット~愛すべき21世紀最初のダービー馬
ダービーウィーク
さて、今年もこの日がやってくるんですね!
サラブレッド3歳世代の最高峰レース、第88回東京優駿こと日本ダービーの日曜日がっ!!
最近はツイッターばかりで全くブログの更新をしておりませんでしたが、やっぱりダービーを迎えるに当たっては色々と思う事があります。
昔、僕は競馬場に入りびたりでした。なんて言うとギャンブル狂みたいでネガティヴな言い方ですが、単純に競馬が楽しくて節度を守って遊んでいたという形です。
しかしことダービーとなると中々観戦の機会が無く、競馬を始めて10年以上経った2001年に初めて現地観戦する事ができました。
今回はその思い出を綴ってみたいと思います。
2番手の男
この年の3歳世代には、皐月賞までは絶対的な存在がいたんです。
光速を超えると言われる仮想の粒子『タキオン粒子』から授かったその名に恥じない素晴らしい血統と競争成績を誇る名馬です。
デビューから皐月賞まで4戦無敗で突き進んでいたこの栗毛は、大いに期待されたダービーを迎える前に屈腱炎を発症。ファンを失意のどん底に突き落とし、早々にターフを去っていきました。
かく言う僕もどん底に落ちた一人です…
本っ当に残念な出来事でした。
しかしそれでもダービーはやってきます。
押し出されるように主役に祭り上げられたのは、2頭の重賞勝ち馬でした。
毎日杯で重賞制覇後にNHKマイルカップでGⅠの勲章をGETし、まさに浦賀来航のペリー艦隊のごとく意気揚々とダービーに挑戦してきました。
芦毛という毛色もあって、既にアイドルホースとして人気がありましたね。
そしてもう一頭がジャングルポケットです。
クロフネともども前年暮れのラジオたんぱ杯(GⅢ)でアグネスタキオンに一蹴されていましたが、札幌3歳S・共同通信杯とGⅢ2勝を引っ提げてタキオン不在のこの舞台でトップに昇り詰めるべく虎視眈々という状況でした。
僕はタキオンはもちろん、この2頭も大好きでした。
2頭のこの後の大活躍にも大喜びした覚えがあります。
そんな中、僕が本命に据えたのはジャンポケの方でした。一番人気でしたね。
この馬も父トニービン産駒によく出ていた特徴を色濃く持っていたからです。
古い競馬ファンの方ならおわかりの通り。
トニービン産駒は、東京専用の直線番長という傾向が強かったんですね。
そしてジャンポケ自身も既に東京1,800mの重賞、共同通信杯を勝っています。
トニービンの産駒はよく走り、9頭がGⅠを勝っています。そして、その全てに東京のGⅠが含まれているんです!!
- 1990年産
- 1991年産
- 1993年産
- 1998年産
- 1999年産
どうですかこの偏向っぷり。
全てに東京のGⅠが含まれるというより、GⅠ全13勝中11勝が東京のレースという徹底ぶりです。スゴイですよね。
またトニービンは凱旋門賞馬であり、産駒の2,400mの実績も十分。
マイラー色の強いクロフネを抑え、ジャングルポケットが一番人気に支持されたのも当然だったと思います。
『タキオンがいれば…』という声がスタートの瞬間まで聞こえていた、2001年の日本ダービー。そんな声に嫌気がさしたか、ゲート内でノーザンポラリスくんが反抗するように立ち上がりますが構わずスタートが切られました。
「2番手の男決定戦」
そんな雰囲気を断ち切るべく、18頭は走り始めました。
ダービー馬の称号
さて、容赦なく切られたスタートはイヤイヤしていたノーザンポラリスが出遅れ。
外目から和田騎手のテイエムサウスポーが内に切れ込み、果敢に逃げを打ちます。
ジャンポケとクロフネは共に中団。クロフネがジャンポケを見ながらチャンスを伺うような体勢です。
2コーナーから向こう正面に掛かると、和田テイエムは思い切った大逃げに入ります。
後続との差は徐々に広がり、1,000m通過は58.4秒のハイペース。そのまま飛ばし続けるテイエムをはるか遠くに見ながら、3コーナー手前でなんとジャンポケより先にクロフネの方が動きました。
これはちょっと予想外でした。距離に不安のあるクロフネは直線に賭けるものだと思っていたからです。
しかし考えてみると、東京得意でスタミナにも問題無いと思われるジャンポケを後ろから差すのは難しいと武豊騎手は判断したのかもしれませんね。距離が持つかどうかは走り切らなければわからない、そんな中で「勝ち」を狙うなら早めに仕掛けてゴールまで凌ぎきる方が可能性があると思ったのかなぁと後になって想像しました。
そんな攻防の中、先頭のテイエムは3コーナーを過ぎても8馬身ほどのリードを保ったまま4コーナーへ向かいます。しかしもう脚が残っていないのはTV画面でも明らかで、ただ走っているだけの状態です。そんなテイエムに4コーナーで後続が一気に襲い掛かり、飲み込んでいきました。
そして、道中と逆にクロフネが前に位置取ったまま東京の長い直線を迎えました。
人気の2頭が直線の外目を追い比べしながら上がってきます!場内の興奮も最高潮に達し、大歓声が沸き起こりました!
しかし坂に掛かると、クロフネの脚がついに止まります!距離の限界を迎えた止まり方です。あぁ、これは大敗だ…と皆が視線をもう一頭の主役の方に移しました。
そうです、もがくクロフネを尻目にその外を悠々とかわしていったのはジャングルポケットとダンツフレームでした!
力強い足取りで坂を駆け上がり、ゴールまで一直線のジャンポケ。ダンツフレームは差を縮める事ができず、必死で食い下がります!
その少し後方で、いったん馬郡に沈むと思われたクロフネが意外に粘っています。
惨敗かに見えた止まり方でしたが、坂を上がり切って少し息を吹き返したクロフネは最後の力を振り絞って遠くなったジャンポケの背中を追います!
しかし、大勢は既に決まっていました。
クロフネの5馬身半ほど前で、ジャングルポケットは栄光の68代ダービー馬の称号を手に入れてみせたのでした!
完勝、と言える内容でした。
この舞台なら、このメンバーで何度やっても恐らくジャングルポケットが勝つだろうと思えるくらいの危なげない勝ち方でしたね。
そうです、彼は間違いなく68代ダービー馬となったのです。
走る事さえ叶わなかったアグネスタキオンには、どうあがいても手にする事のできない栄えある称号をジャングルポケットは手に入れたのでした。
雄叫びの先
文句の無い勝ちっぷりでダービーを制してみせたジャングルポケット。
ウイニングランでスタンド前に戻ってくる彼を、大歓声が迎えます。
あまりの歓声に驚いたのか、顔を上げて天に向かって雄叫びを上げるような仕草を見せるジャンポケ。それを見て、より一層盛り上がってしまう東京競馬場の大スタンド。
しかし、僕は一緒に観戦していた友人に言いました。
『あいつ、アグネスタキオンを呼んでるんだ!』
『俺ともう一回勝負しろって、タキオンを呼んでるんだ!』
友人も、そうだな!違いないな!と盛り上がってくれました。
だって、僕には本当にそう見えたんです!
きっとジャンポケ自身が一番よくわかっていたはず。
アグネスタキオンに負けたまま、タキオン不在の舞台で勝っても真のナンバー1とは認めてもらえないという事を。
勝ったけどよ、アイツがいねえじゃねえか!
彼はきっと、やり場の無い気持ちを遠い地に向かってぶつける為に吠えていたんだと僕は今でも信じています。
↑サムネイルで既に吠えていますwww
それぞれの道へ…
ともあれ、ダービーを取ったジャングルポケット。
秋は2冠奪取を目指し菊花賞に出走しますが、後に春天も制するマンハッタンカフェの4着に敗れます。
そして気を取り直して挑戦したジャパンカップで、3歳の身ながら優勝をもぎ取ってみせるのです。そう、彼が120%の力を出せる「東京の2,400m」が舞台でした。
このレースは2着テイエムオペラオー、3着ナリタトップロード、4着ステイゴールドという錚々たるメンバーでした。現地で観戦していましたが、これでアイツも少しは胸を張れるかな…と安堵したのを覚えています(^^)
惜しむらくは、改修工事の影響でその後東京で走る機会に恵まれないまま故障で引退してしまった事ですね。秋の東京で、もう一度暴れさせてあげたかったです。
そして、クロフネ。
彼の秋以降の活躍は説明するまでもありませんね。
ダートに転向後、世間を恐怖のどん底に突き落としました(笑)。
こちらも惜しむらくは、これからという時に故障を発生し海外遠征も叶わなかった事ですよね~。
でも大好きでした!
冒頭のジャンポケの記念馬券同様、ダービーの単勝を今でも持ってますよ。
先日(2021年1月17日)、亡くなってしまいましたね(T^T)
この馬券は大事な形見になりました。
最後に、アグネスタキオンですね。
競走成績同様、種牡馬としても大活躍しました。
代表産駒は、やっぱり名牝スカーレットブーケとの間にもうけたダイワスカーレットですよね~。
いや、彼女はめっちゃくちゃ強かったですよ!僕の中では、ウォッカより上です。
あの天皇賞(秋)も、絶対スカーレットが勝っていたと今でも思っています。
今だ「最強世代」と呼ばれる事も多いこの世代の、この3頭。
3頭とも種牡馬となってそれぞれ何頭かのGⅠ馬を送り出し、成功を収めました。
ですが、後継種牡馬となると何とも寂しい現状ですね…彼らの血が父系として残らなくなっていきそうでやるせない気持ちです。
タキオンは早逝してしまったし、ジャンポケも今年3月に亡くなってしまった事で3頭とも鬼籍に入ってしまいました。
ジャンポケはタキオンを追い回しているのかな。タキオンは笑いながら逃げ回って、だけど絶対捕まえられないみたいな。その横でクロフネが、たまにはダート走ろうよーってイジけてそう(笑)。
さて、思い出はここまでにして今週です。
エフフォーリアが一番人気でしょうね。共同通信杯や皐月賞の内容からしても、2年連続無敗の2冠馬誕生の可能性はかなり高いと思います。
超良血のエピファネイアを父に持ち、サンデーサイレンスのインブリードを秘めています。もしかしたらバケモノかも…。
メジロライアンで涙に暮れた父典弘と奇しくも同じ22歳で一番人気のダービーを迎える横山武史騎手。最内枠が少々気になりますが、東京なら大きな問題にはならないでしょう。がんばってほしいですね。
では、胸を躍らせながら日曜日を待ちましょう♬
ありがとう!
#クロフネ
【BROMPTON納車っ!!】ついにオーナーの仲間入りをしました!
12月13日(日)!
ついにやってきましたこの日が。
予約していたブロンプトンのブラックエディション、ターキッシュグリーンのS6Lが納車される日をようやく迎える事ができましたーーっ!
先日、予約しちゃった興奮を記事にあげておりました。
で、今回はその続きという事になります。
2020年12月13日の日曜日、僕は前日夜中の3時まで仕事して帰宅後に食事と風呂を済ませ、3時間ほど軽い睡眠を取って起床。
あ、異常な残業をしていたわけではありませんよ。
物流センター勤務で棚卸の日だった為、15時に出勤していたのです(それでもだいぶ残業ではありますが…)。
そんな後でも3時間で起床できてしまうワクワク感。
子供の頃、ファミコン時代にドラクエの新作の発売日を迎えた時のような気分でした。
そして朝食を取って支度をし、少しのんびりしてからイケアの輪行袋を持って出発!
もとい、イケアの「タイヤ用だけどなぜかブロンプトンがちょうど入るのよ袋」を持って僕はバスに乗り駅に向かいました。
…の予定が、突然寝不足が出て車内で寝入ってしまい2駅ほど乗り過ごしてしまいました💧やっぱりもう少し寝ておきたかったな。
気を取り直して折り返し、海老名駅で相鉄線に乗り換えて横浜へ。
続いて市営地下鉄ブルーラインに乗り換えて関内で下車。
向かうショップは…。
『LORO CYCLEWORKS YOKOHAMA』さんで~す!
ちょっと前まで「LORO 馬車道」だった店舗がお引越しされたんですね。
どのみち僕は初めての訪問だったのでドキドキしました。
そして、関内駅から5分。
…正直に言うと最初逆方向に行った為10分後に店舗に到着!
12月4日に引越ししたばかりという事で、まだ看板も仮の物だという新鮮さです。
しかしこうして外から見ても何台かのブロンプトンが陳列されており、一気に期待が高まります!
ご対面、そして我が手に…
さて、意を決して店内に突入した僕。
そもそもこういった専門的な自転車ショップに入る事自体が初体験です。
横浜駅から事前連絡をしてはおいたものの、ド緊張していました。
「ああああのー、ブブブロンプトンの予約をしてましたるろうにおやじですが…」
「ああ、はいどうぞー」
反応してくれた店員さんの脇には…。
吾輩の物であろうターキッシュグリーンのSハンドルが待機しておりました!
ギャーッ!!
お前かーっ!?
お前が俺のブルルルォンプトンくぁーーっ!!
…恐らく僕がこれぐらい取り乱していたのでしょう。
「まぁ座って下さい(^^)」
と店員さんが優しく受け止めてくれたおかげで、僕は我に返ってTake a seatする事ができたのでした。
座った僕の様子に合わせながら、店員さんが少しずつ説明を進めてくれます。
最初は事務的な内容を事務的に、そして僕の緊張が解ける頃を見計らって話を会話的に広げてくれたので話の内容が飛んでいく事なく理解ができました。
少し余裕ができて気づいたのは、結構入れ替わり立ち替わりにお客さんが入ってくるという事。どんな人が来て何を見てるかまで観察する余裕はありませんでしたが、入り口のベルがしょっちゅうチリンチリン鳴ってた気がします。
ちなみに店員さんと僕が「サイドスタンドを付けるか否か」の話をしている頃にツイッターのフォロワーさんが来店されていたらしく、後で納車報告をツイートした時に「その場にいましたよ」と教えてくれました!
Ryuheiさん、その節はお騒がせしまして…失礼しました (^^ゞ
僕の素人丸出しの会話を聞かれたのは恥ずかしかったけど、店員さんに色々聞いておいて良かったです。
ちなみにサイドスタンドは付けませんでした。ブルルルォンプトンのいわゆる「お座り」の姿に憧れを持っていたのと、ライトやロックと違って「無ければいけない物」ではないので使っていく中で必要性を感じたら付ければいいやという気楽な思いから見送ったものです。
そんなわけで、店員さんからいただいた多くのアドバイスを元に以下の商品を一緒に購入させていただきました!
・コットントートバッグ
↑ フロントに取り付ける事ができます!
コイツは指名買いでした(最後の在庫だったみたいです)。買えて良かった!
・アデプト ダイヤル式ワイヤーロック
↑ コイツのホワイト!
店員さんは「基本ブロは持ち歩き、コンビニ駐輪程度ならもっと簡易的なロックでも大丈夫」と言ってましたが何せ高い買い物なので安心を選びました。
・Brompton Cateye Volt 400 フロントライトセット
↑ お高くつきますが、必殺の「BROMPTONロゴ&アイコン」入りの魅力に負けました💧 ま、専用品という安心感を買ったという事で!
・ブロンプトン用 チタンフレームプロテクター
↑ 折りたたみの際にフロントフォークを引っ掛けるリアフレームに傷が付かないようプロテクトする物です。
ちっぽけな物だし、たかが知れてるだろうと値段も確認せずにその場で付けてもらいましたが後でレシートを見てびっくりしました。で、でもこれで傷付かないからいいや… (T-T)
ひとまずはこのあたりの購入までとしました。
もちろんテールライトも必要だし、僕はそもそもヘルメットを持ってません。今まではヘルメットをサボってました。しかし、ブルルルォンプトンに乗るとなればむしろ被った方が様になる気がします。いや、サイクリストの端くれとして、そして家族を持つ者としてやっぱり被るのは義務ですよね。そちらも早く買わなきゃね。
あと、空気入れ!今自宅にあるフロアポンプはメーターが付いていないので適正値かどうかがわかりません。せっかくこれだけの自転車を買ったんですから、ポンプも適当なのではいけませんね。
はい、早めに揃えるようにします!
…で、肝心の折りたたみのやり方やサドル位置の決め方などをレクチャーしてもらったり軽く試乗させてもらったり、その他本当に色んな事を教えてもらって気付いたら2時間くらい店に居座ってしまっていました💧
店員さん、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
そして最後にお店の前で納車ショットをお願いしました!
口元からよだれが出てるのでお顔はNGで (^^;)
いやぁ、恥ずかしかったけどこの写真はお願いして良かったぁ!
記念の一枚になりました。
あらためましてLORO CYCLEWORKS YOKOHAMAさん、ありがとうございました!
このレアな車体をこんなに早く入手できて、感謝しかありません!
2か月後の初回点検の時、またよろしくお願いいたします!
実走の感想
さて、ついに自分の手に渡ってきた憧れのブロンプトン。
試乗と店⇒関内駅までの走行はおっかなびっくりなだけでした。
とりあえずで購入したイケアの袋によいしょよいしょと何とか収めて、駅構内へ運び入れました。
帰りの電車。中身が丸見えの袋なので、注目を集めてる気がします。いや、誰も見ちゃいないかもしれません。どっちでもいいです。ニヤケを隠せない僕がそこにいました。
電車内で輪行の様子を怪しまれないアングルでパチリ。
あぁ、ターキッシュグリーンが眩しい。
ホントにニヤケが止まらない (^^;)
オイラのブロンプトン❤
そして電車は最寄り駅に到着。
気持ちを落ち着かせて、ブロンプトンを展開します。
え~っと、え~っと…で30秒くらい掛けてようやく完成。早く慣れなければ。
その後、憧れていた「お座り」にして写真撮影!
撮り始めたらキリが無いのでいったん終了。
さて今までの愛車、VWくんで40分くらい掛かった駅からの帰り道がどうなるのか?
変速がマニュアルチックでややこしいギアを使いこなせるのか?
およそ10kmの下り無しの行程。試行錯誤の実走が始まります。
駅からしばらくは平坦なので、そこで色々と試してみます。
ブロンプトンの6速仕様は、変則的な変速(?)機構です。
左レバーが「2段の外装ギア」、右レバーが「3段の内装ギア」を担当します。
左の外装2段を「+」(高)「-」(低)とすると、変速順は以下の通りとなります。
う~む、これだけでもわかりにくいですが、さらに話をややこしくするのが変速時のペダリングです。
- 左(外装)はペダルを漕ぎながら変速⇒普通の自転車と同じ
- 右(内装)はペダルを止めて変速⇒え?
という感じです。
1速から2速にする時はペダリングしながら左レバーを内側に切り替えればOKですが、2速から3速にしようと思ったらペダリングを止めて右レバーを内側にひとつ押し込み、同時に左レバーを外側に切り替えてペダリングを再開、といった感じになるんですね。
…俺、できるかなぁ?
と大いなる不安を抱えたまま出発。
まぁ不安はあれど、こういったマニュアル感覚の操作は嫌いじゃない。
そして、やってみたら特に問題ありませんでした。基本は外装変速をどちらかに固定して内装変速メインで対応し、微調整が必要な際に外装の「+」「-」を操作してみるといった心構えでいれば全然OKでした!
特に平地では内装3速だけのつもりで問題無いですね。それにしても、6速が重い。
何となく乗り方がわかってくると、踏み込んだ分だけグイグイと進む感覚が楽しくなります。これはVWくんには無かった感覚だなあ。こんなに走るの?ってニヤニヤしながらの走行になりました。
走行性は高くない、と言われているブロンプトンでコレかぁ。
birdyだったらもっと爽快に走れるんだろうな。
そして、ロードバイクになったら気持ち良すぎて止まれなくなるんだろうなぁ~。
なんて考えながら明らかにVWくんとは違う巡航速度で走り続け、自宅近くの坂を登ります。
ここでVWくんがいかに乙女ギアなのかがよくわかりました。
今までVWくんなら1速に落とせば「ヨイショッ!」で登れていた短い激坂があるんですが、ブロンプトンは1速に落としても目ん玉が飛び出そうになりました!
いやマジで。
ギア試しのつもりであえて通ったルートとは言え、ちょっとキツイなぁ。
とはよく聞くが、その意味を体で理解しました。
無理な時は、目ん玉がホントに飛び出る前に押し歩きも考えなきゃですね。
そんな難関にヤラレながらも、基本的にはとても楽しく走りながら自宅に到着。
時計を見ると、30分しか経っていません!
楽しくてガチ漕ぎしたせいもあるでしょうが、VWくんよりも10分ほど早く着いてしまいました。
すげー!すげーぞ、マイブロンプトン!!
長き相棒に…
そんなわけで、ワクワクの納車の儀が完了いたしました。
興奮を抑えながら家の玄関前で何度か折りたたみ⇔組み立ての練習をしてる内に早くも陽が暮れかけてきたので、生まれて初めて自転車を部屋の中に収納してLOROさんで受け取ってきたオーナーズマニュアル等に目を通します。
オーナーズマニュアル。
淫靡な響き❤
俺、オーナーになっちゃった!
憧れてたブロンプトンのオーナーになっちゃった!
これからよろしくな、ブロくん。
カラーに引っ掛けて、ターキーとでも呼ぶかな (^^)
色んなところに連れてってくれよな!
そんなわけで、ブロンプトンの納車報告でした!うれしいです!
ありがとう!
【BROMPTON予約っ!】我慢できない大人です(^^;)
予約しちゃいました
いきなり貼り出してありますのは、英国の一大ブランド『BROMPTON』のブラックエディションという限定車のターキッシュグリーンというカラーです。
以前からこのブログ上でも欲しいな欲しいなと言っていましたが、ついに!
この度ワタクシるろうにおやじは、この車両を購入予約いたしましたーっ!
買っちゃった♫ 買っちゃった♬
220,000円(税別)の自転車買っちゃった \(^o^;)/
今年はコロナの影響で英国からの入荷が極端に少なく、全国の取り扱い店舗にも全然在庫が無い状態が続いておりました。
そんな中で僕は、時間が掛かっても確実に好きな仕様を入手できる「B-SPOKE」というオーダーメイドで発注をしようと考えていたんです。
ところが、いよいよ個人的な準備が整ってB-SPOKEを発注すべく店舗へ問い合わせたところ『現在B-SPOKEでの発注はストップされており再開の目途は立っていない』というコロナを恨むしかない現実を突きつけられてしまいました💧
高い買い物です。時が来るのを待つしかないかと諦めていました。
そんな折、毎年恒例の特別仕様車「ブラックエディション」が発売され、日本にも入荷されるというニュースを目にして詳細を調べてみたところ…。
冒頭のターキッシュグリーンに加えてロケットレッド、フレイムラッカー、ブラックの計4色で展開されるという記事と共に現物の写真を確認した僕は、そのターキッシュグリーンに見事ハートを撃ち抜かれてしまったのです!
しかもターキッシュグリーンはレギュラー仕様に設定が無い!
という事はこのブラックエディションを買わねばこのカラーを手に入れる事はできないわけなのであります!
なぜでしょうね、普段パステルカラーに惹かれる事なんて無いんですが今回は物凄く気になってしまったんですよ。
でもよく考えたらロードバイクで言えばビアンキのあのチェレステカラーが好きだし、それと似た傾向のカラーなので琴線に触れたのかもしれませんね。
いやぁ…本っ当にカッコいい。
いつかはロードも買いたいけど、マジでビアンキにしちゃいそう。わからんけど。
あ、そう言えばアイスもチョコミントが好きだっけな…。
もっと言えば、LANケーブルも好きなんだよなぁ。
…それは置いといて。
そんなわけでガツーンとやられた僕。
そういう時の感覚には逆らわないようにしています。
自分が喜ぶ事をしてあげる事で、どんどん満たされて幸福度が上がっていくんだと都合の良い解釈をして真剣に購入の検討を始めました。
仕様に悩み…
ブロンプトンは、冒頭のHPに詳しく掲載されていますが車両(フレーム)としては1種類のみしかありません。
その仕様を分けるのは、2種類のハンドル形状(Mハンドル=高め or Sハンドル=低め)と3種類のギア(2速 or 3速 or 6速)、あとはMハンドル6速選択時のみ荷台付きか否かを選べます。
実際にはMハンドル車に2速・Sハンドル車に3速の設定が無いので(なぜ?)、下記5つの仕様が展開されているわけなんです。
M3L
M6L
M6R
S2L
S6L
僕は元々ブロンプトンの購入を考えていた時、M6Rを検討していました。
荷台があるのは便利だし、Mハンドルの方がブロンプトンっぽい。
ギアは坂が多い地域なので6速以外選択の余地無し。
ですが、今の愛車・VWくんで元気に走り回っている内に
「Mハンドルでは後悔するんじゃないか…?」
という考えが湧いてきました。
VWくんのハンドル位置はブロンプトンのSハンドルに近いですが、低めのハンドルの方が前傾できてスポーティに走る事ができます。
それにMハンドルの上体が立つ姿勢では上り坂がキツイという事が色々調べている内にわかりました。
それから荷台はわずかですが重量増につながります。
ただでさえスチール製フレームで軽くはないブロンプトンですから、我が家の環境的には少しでも軽いに越した事はない。
ブロンプトンにはフロントに好みの専用バッグを装着できるアタッチメントがありますので、どちらにしてもそこにバッグを付けるからある程度の荷物は積載できる。
シンプルにいこう!
…といった感じで考えが巡りに巡って、結果としては「S6L」というチョイスに落ち着いたわけなんです。
まぁビジュアル的にはどれを選んでもカッコいいですし (^^)
そして予約!
僕の住む神奈川県にもブロンプトンを扱う店舗はいくつかあります。
やはり多くは横浜にありますが、相鉄直通の海老名駅までそれこそ自転車で行ける距離なので納車やメンテでも横浜はそれほど苦になる距離じゃない。
というわけで、横浜駅からほど近いみなとみらい線馬車道駅が最寄の『LORO馬車道店』さんに問い合わせをしてみました。
そうです、ブラックエディションのS6Lのターキッシュグリーンです!
すると、馬車道店さんの入荷予定には該当がありませんでしたが他店舗で未予約の同仕様がありそうなのでそれを取り寄せる事ができるとの回答が!
すぐに飛びつきたい思いを落ち着かせ、少しだけ熟考。
いいよな?本当にいいよな、俺?
こんな時本当は天使の僕と悪魔の僕が左右から囁いてくるんでしょうが、なぜかそこには天使と悪魔が微笑みながら仲良く並んでおり、お前の好きにしなさいと温かい言葉で僕の財布の紐をスルスルと緩めていったのでした。
ありがとう、天使と悪魔。
かくして僕の決意は固まり、LORO馬車道店さんへ購入予約をメールにて依頼。
思っていた以上に速やかに手配をしていただき、11月末には店舗に実車が入荷!
2020年12月5日現在、納車整備の完了を冷静な振りをして待っているという状況なのであります。
時間が掛かっていますが、この間に馬車道店さんは店舗の引っ越しをしていてあらたに『LORO CYCLEWORKS YOKOHAMA』として生まれ変わっており、忙しい中なんだと思います。新装開店は昨日12月4日ですからね。
待ちます。待ちますよぉ~!
これからの楽しすぎるであろう日常を考えると、仕事の疲れも吹っ飛びそうです♬
納車されたら、そして気持ちが落ち着いたらまた報告させてもらいますね!
ありがとう!
【3冠馬の為のジャパンカップ】最高のレース・最高の結果
競馬ファンとしての幸せ
えー、3カ月半ぶりですか。
このブログの更新💧
いやー、実は8月から遅まきながらTwitterを始めまして…そうしたらそっちが面白くなっちゃって…手軽だし、反応早いし…ついつい、時間と手間が掛かって自己満足に過ぎないブログの更新を放置して夢中になってしまっておりました。
あとは、コロナ禍で職を失ってしまいやむなくせざるを得なかった就職活動が本格的に忙しくなり、無事某社に管理職採用をしてもらったは良いが非常に忙しい毎日の為ブログにまで手が回らないという実情もありました。
そんな僕が、また筆を執る気になったのはなぜか。
それは、第40回ジャパンカップのあまりに素晴らしい余韻を記録しておかなければという自身への使命感のようなものです!
今年は、競馬史上に燦然と輝く素晴らしい記録が複数生まれています。
正直、牡馬と牝馬の3冠馬が共に無敗で同年度に誕生する事など一生無いと思っていました。
3冠達成だけでも超高難度な上に、それを無敗で達成する。それがどんなに難しい事か、考えも及びません。
しかもコントレイルは、偉大なる父ディープインパクトに続いて父子での無敗3冠を達成。昨年亡くなった父に、これ以上無い贈り物を届ける事ができました。
父子での無敗3冠と言えば、古くからの競馬ファンであれば必ず話題に上るであろう例が1件だけあります。
そう。かのシンボリルドルフと、その息子トウカイテイオーです。
1984年に史上初の無敗の3冠を達成した皇帝シンボリルドルフは、種牡馬入り後に皇帝の息子にふさわしい正に「帝王」の風格を持った素晴らしい仔を送り出します。
それがトウカイテイオー。
長い前髪に、額から鼻先まで伸びる白く美しい流星。そしてあの物憂げな瞳。
馬なのに、彼を本気で好きになる女性ファンが多くいたのを覚えています。
テイオーになら、抱かれてもいい!みたいなね (^^;)
トウカイテイオーは、デビュー後連戦連勝の勢いのままクラシック戦線へ殴り込み、皐月賞・日本ダービーの2冠を無敗で制覇。その危なげないレース内容から、ルドルフに続く父子二代での無敗3冠達成はもはや決まった事のように騒がれていました。
しかし、栄光の日本ダービー制覇からわずか3日後。
『トウカイテイオー故障発生。左第3足根骨骨折、全治6か月。菊花賞出走不可能。』
という、これ以上ない悪夢のような発表がなされたのです。
あの時の脱力感・絶望感と言ったら、いまだに何と表現したらいいかわかりません。
そして、ダービーで完膚なきまでに叩きのめした2着馬レオダーバンが後にその菊花賞を勝った事で、トウカイテイオーが出走していれば3冠達成は確実であったという空気が蔓延したのでした。もちろん、前哨戦含めて無敗のままだったでしょう。
あぁ、テイオーの話になると止まらなくなってしまう (^^;) 失礼しました。
ともかく、そんな惜しい例はありましたが前人未到であった父子無敗3冠制覇という偉業をコントレイルはやってのけたのです。
それからデアリングタクトによる「牝馬3冠を無敗で達成」というのも史上初。
今は調教技術の進化もあってあまり聞きませんが、かつては牝馬は調整が難しく好調を維持する事が至難とよく言われたものです。もちろん、難しいのは今でも同じでしょう。
そんな中で、出走レースを極限まで絞って調子をピークに持ってこさせ続けた陣営の努力には頭が下がります。
そして、アーモンドアイ。
こちらも牝馬で、デビューからずっとレースを絞って最低限の負荷だけで素晴らしい結果につなげてきました。
その結果が、JRA史上初の芝GⅠ8勝達成という金字塔です。
かのディープインパクト、オルフェーヴル、ジェンティルドンナなどの3冠馬達でも破る事のできなかった「GⅠ7勝」の先の壁を打ち破り、先日の天皇賞・秋の勝利で見事8勝目を挙げたのでした。
しかし、牝馬3冠は別としてもその8勝の中には牝馬限定のGⅠ・ヴィクトリアマイルが含まれています。それを含めての8勝ってどうなのよ?という声もあるのは確かです。
そんな声を黙らせる為には、引退レースとなる今回のジャパンカップを勝って最強を証明してみせるしかない。
アーモンドアイには、そんな使命も掛かっていたのです。
ともあれ、そんな偉大過ぎる3頭の最初で最後の競演となった2020年のジャパンカップ。とどめとして、3冠馬が3頭もレースで揃う事も史上初。
たぶん、こんなレースを観る事ができるのは二度と無い。
いち競馬ファンとして、この時代に生きている幸せを噛み締めてTVの前に正座しました。
最高のレース・最高の結果
そして迎えたジャパンカップの中継。
いよいよ始まったパドックを凝視しましたが、アーモンドアイは普通。これでいい。
コントレイルは何だかイマイチ。元気が無い。(個人の感想です)
デアリングタクトは…凄くいい。
程よい気合乗り、引き締まった馬体。このデキなら勝ちまであると思える、素晴らしい仕上がりに見えました。
しかし今回、僕は馬券を買いませんでした。オッズが極端に低かったのもありますが、馬券的なドキドキに邪魔されずに純粋にレースを楽しみたかったんです。
そんな中ですが、僕が応援していたのはコントレイル。これまでの無敗の3冠馬2頭はいずれも3冠達成後の次戦で初黒星を喫しているので、その壁を打ち破ってほしいという思いがありました。
時は進み、ファンファーレが演奏されます。
さていよいよ枠入り、というところでウェイトゥパリスが入らない。だいぶ手間取ったが、各馬とも落ち着いて輪乗りをしながら待機していた。さすが歴戦の強者たち。
そして迎えたスタート。
ここが大事なアーモンドアイは、素晴らしいスタートを切りました。そのまま好位につけ、淡々とレースを進めます。
対するコントレイル、デアリングタクトもそれを見る形で追走。他馬も激しく順位を入れ替える事無く、隊列が決まってからは比較的落ち着いた流れとなりました。
そんな中、番狂わせを狙ってハイペースの大逃げを打った浜中騎手騎乗のキセキ。
これだけ強力なメンバーが揃っていれば誰かがやるかなとは思っていたが、お前だったか!面白い!
カツラギエースの再現かっ!
そんなスリルを楽しんでいる内に、キセキが4コーナーを通過。後続も次々と直線に入り、いよいよ最後の力比べが始まりました!
キセキのリードは十分あったが、完全に脚が上がって最早飲み込まれるのを待つのみ。
3強崩しを狙う実力馬グローリーヴェイズが内から伸びるが、それを制して堂々と先頭に躍り出たのは女王・アーモンドアイ!
食らいつくべく外から矢の如く伸びるコントレイル!
古馬の競り合いに割って入って進路をこじあけるド根性のデアリングタクト!
しかし!
その1馬身少し先で、史上最強の女王はキャリア最後のゴールに先頭で飛び込みました。
文句のつけようの無い完勝を演じてみせたアーモンドアイ。
さも当たり前であるかのように、馬上で投げキッスを決めるルメール騎手。
拍手万来です!
爽やかな感動と余韻に、僕はしばし動けませんでした。
観戦を終えて
しかし…恐れ入った。
無敗を誇る2頭の3冠馬を相手に、自身こそが最強である事を証明してみせたアーモンドアイ。
これでGⅠ9勝の新記録達成。内容的にも、もう文句を言う者はいないでしょう。
加えて、獲得賞金もキタサンブラックを抜いて史上一位に躍り出ました。わずか15戦のキャリアの中で、11勝・GⅠ9勝です。素晴らしいという以外にありません。
それだけに、4歳時の有馬記念の惨敗やとうとう安田記念を取れなかったのが残念でなりませんね…まぁ今年の安田記念で言えばこの舞台の化け物・グランアレグリアがいた以上は仕方が無いと思えますが。
そして女王にこそ屈したものの、その地力を十分に示してみせたコントレイルとデアリングタクト。
コントレイルは、決して良いデキではなかったかもしれない(あくまで個人的見解です)。しかし、出走してきた以上は陣営も渾身の仕上げをしたわけであり、彼も一敗地にこそ塗れたもののこの結果を責める者など誰一人としていないはずだ。現に上がりは最速を記録している。次走以降も、3冠馬として日本競馬を背負っていく存在となるであろう事に変わりは無い。
デアリングタクトも然り。初黒星となったが、同世代のコントレイルとの差はわずかにクビだけでタイム差は無し。最後の最後に、歴戦の古馬であるカレンブーケドールとグローリーヴェイズの鼻づらを抑えてみせたのだ。そして馬券圏内を死守してみせた。
これほど誇れる3着があるだろうか。
1着 アーモンドアイ
2着 コントレイル
3着 デアリングタクト
最高のレースで、最高の馬たちが、最高の結果を見せてくれた。
日本競馬史上、最上位に数えられるであろう素晴らしき熱戦。
馬券を買わなくて良かった。本当に純粋にレースを楽しむ事ができた。
素晴らしき優駿たちに感謝を表して…。
そして身の程をわきまえず出走してきた出オチ馬のヨシオ(69戦6勝)が秘かに大差のシンガリ負けを喫していた事に敬意を表して…。
いつの日か、アーモンドアイとコントレイルの仔が見られたら嬉しいな。
あ。ちなみに。
アーモンドアイとコントレイルは、実は2代目だって知ってました?
2代目の「GⅠ9勝」の真逆である、「9戦0勝」という戦績です (^^;)。
走ったのはダートのみで、1番人気にすらなった事がない💧
そして初代コントレイルは2010年生まれの牝馬で、こちらも振るわず「2戦0勝」。
それぞれの2代目は、名前の縁起の悪ささえ払拭してみせたのでした。
ありがとう!
【弱虫ペダル】割り切ったオリジナルストーリー
大好きな弱虫ペダル
8月14日(金)。
公開当日に、張り切って観てきましたよ!実写映画『弱虫ペダル』!
最近コロナの拡大がここ神奈川県でも止まらない状況にありますが、映画館も必死の対策を取ってくれてます。座席は前後左右が1席ずつ空いているし、入場時には全員の検温も実施してるし。
それに何より、毎月14日は「TOHOシネマズデー」なんだそうです。
僕の行きつけは海老名のTOHOシネマなんですが、何と14日は通常1,900円の観賞料金が1,200円に値下げされるんですね!これは行きますよね!?
で、なんで14日なのかなーっと幕間のロペを観ながら考えてました。
僕の推測。
14日⇒十四日⇒十(とう)四(フォー)⇒とうふぉー⇒とーほー⇒TOHO!
…てなところでしょうね ( ´艸`)
謎が解けたところで…。
この時期では、映画自体公開しても興行収入には深刻なダメージがあると思いますがそんな日本を元気にしてくれるとっても熱い映画でしたよ!
自転車に興味が無い、出演者目当てで観賞される方でも十分に楽しめる内容だと思います。自転車が好きならなおさらですね。
それに、いつまでかわかりませんが観賞特典として冒頭写真のA5サイズのファイルがもらえます。正直A5サイズって入れるモンねえよ!って思いますが、ノベルティとして大事に取っておきましょう。
細かくはネタバレになるので省略しますが、ザッとレビューをしていきたいと思います。参考になれば幸いです(^^)
キャスト
漫画や小説の実写化に当たり、最も気になるのがそのキャスティングですよねっ。
これについては、キャストが明らかになるにつれ、そしてイメージ写真が出回るにつれてファンをザワつかせました。
これは観賞特典のファイルの片面側です。漫画と写真が片面ずつにプリントされているわけですね。中央の小野田くんから時計回りにご紹介します。
原作への思い入れという観点からすれば、賛否両論。色々な意見があるでしょう。
例えば小野田くんも鳴子くんも大き過ぎる!とか逆に今泉はちょっと小さい!とか田所がボリューム不足!とか金城大丈夫か?!とか鳴子どこ行った?!とか幹声低っ!でもカワイイからおけっ!とかね。
それにしても、永瀬くんは頑張りましたねぇ。乗り方の上手い下手を語れるほど僕は詳しくないですが、十分乗れてたように見えました。
あと5cmくらい身長が低くて、肩幅が狭ければ…原作のイメージにちょうどよくなりますが、そうしたらジャニーズになれてなかったかもしれませんね(笑)
今泉くんは伊藤健太郎さんですが、好演ですね。今泉の「スカシ」キャラをよく出せてると思います。
ただ、今泉に限らず全体的に「日常で使わない言葉遣い」が頻発するのはちょっと気を削がれました。原作でもおよそ高校生とは思えないセリフが頻発していますが、実写化に当たってはもう少しリアリティを狙って話し言葉で展開した方が良かったかなぁとは思いました。
それにしても、劇中の今泉くんの太もも!あれは本物?だとしたら並の仕上げっぷりじゃないですよ。レーパンの中に何か入れてるのかもしれませんが、どっちにしても見事な脚を見せてくれます。
橋本環奈さんは、やっぱりいいですね。映画にCMに引っ張りだこで心配になってしまいますが、紅一点の幹をよく演じてくれました(声低いけど)。
劇中でも「幹のどアップ」が明らかに意図してるレベルでたくさん使われてます。映画館のサイズで観るハシカンのアップはおじさんを釘付けにしました(^^;)
それから、僕の大好きな鳴子。
最初にポスター見た時、「まさかこれが鳴子じゃないよね?」と失礼ながら思ってしまいました。
でも、坂東くんがんばってます!鳴子の熱さは十分に感じられました。
豆粒感は無かったけど、拍手です!
そして意外に(失礼!)良かったのが金城キャプテンの竜星涼さん。
イメージにはありませんでしたが、オールバックで落ち着いた役をやると江口洋介さんのような重厚な雰囲気がありました。すごく良かったです。
この映画を機に、役者としてブレイクできる事を願っています。
あと個人的にはこのポスター画像を見て、巻島は面白そうと思ってました(^^)
雰囲気はよく出てましたが、何せこの映画の中では巻島の出番が少なすぎて生かしきれなかった感じですね。あのダンシングの再現も無かったし💧
それから、寒咲自転車店の店主として原作には未設定の「幹の父」が登場します。
逆にお兄ちゃんは出ません。
これがお兄ちゃんの通司じゃなかったのはなぜなんですかね…役回り的には兄を父に差し替える必要性は感じないんですが。
まぁ色々書きましたが、そもそもストーリーがオリジナルですから!
映画は映画で単品として受け入れれば全てOK!
面白かったし!
ストーリー
この映画は、実写での2時間化に当たりストーリーそのものは半分はオリジナルに変更されています。「インターハイの前」までが舞台となっています。
漫画を正に「原作」とした、オリジナルストーリーの映画という形です。
「箱学」も「京伏」も出てきません (T^T)
ただ原作で言う序盤のポイント部分は何らかの形で再現されています。
- 今泉との出会い~15分ハンデの対決
- 鳴子との出会い
- 一年生レース
- 合宿
その後は完全オリジナルの枠組みの中に原作の主要なエピソードを差し込んできた、といった作りになっています。詳しくはお楽しみという事で、映画館でどうぞ!
観賞を終えて
最後はゴールスプリントになります。手に汗握る場面ですね。
エンディングでは、泣いてる方もいらっしゃいました。
それにしても、山の景色や実車の美しさなど自転車好きなら観てるだけで笑顔になる映画だなーと思いました。
映画館で最初に入場した時は女性率が7割くらいに見え、やはりこれはジャニーズ映画扱いなのかと感じたんですが普通に面白かったですよ!
永瀬くんが観たい!でも伊藤くんが観たい!でもハシカンが観たい❤でもいいと思います。観れば引き込まれて、熱い感動を味わえますから。
僕はアニメでファンになったクチで、原作漫画は読んでいません。
しかし現在、最寄のブックオフで「本20%引きセール」という鼻出血もののキャンペーンをやっているんですよぅ!!
このチャンスに大人買いしちゃおっかな…。
そんな気分にさせてくれたこの映画。
若干自転車好きのひいき目を入れて、星4つです! ★★★★☆
ありがとう!
【フロントブレーキ交換・ミラー装着】カスタム沼にどっぷりの巻
まずはフロントから
こんにちはっ!
夏大好き・暑いの大好きな僕ちゃんです!
家族全員、僕の夏好きに賛同してくれないので寂しく自転車イジリに励んでます♬
さて以前の記事で、パーツ交換の予定を書きました。
↑こちらにも書いた通り色々と考えているんですが、今回はTektroのフロントキャリパーブレーキをAmazonにて購入してみました。
フェンダーがあるので、ロングアーチの900にしました。我がVWくんの純正フロントブレーキはブラックのシングルピボットですが、目立たせたくてあえてシルバーを選んでいます。
それから、上記記事には入れてませんでしたがサイクリング中に後方から車などが来ているかをちょいちょい確認したい事が多いので小型のバックミラーも購入しました。
バーエンドに装着するタイプですね。どうなるか楽しみです(^^)
それでは、いってみよーっ!
①フロントブレーキ交換
はい、まずはブレーキからいきます。
VWくんには気の利いた前カゴが付いているので、まずはそいつを外してあげます。
ウチに来て初めてカゴを外されたVWくん。気のせいか恥ずかしそうです(気のせいです)。
では、純正のブレーキを見てみましょう。
今まで僕にブレーキが弱いの五月蠅いの臭いのと言われてきた純正のブレーキくんです。
薄い金属板で作られたシングルピボット。やはり心許無いですね。この華奢なボディで今までよくがんばったな!
感謝を込めて外します。ブレーキワイヤーの固定ボルトを緩めてワイヤーを引き抜き、ポストの裏側の方にあるボルトを外すと簡単に取れました。
さて、新型の登場です。
いいですねぇ、猛烈なアルミ感のある佇まいが。
参考までに、新旧を並べてみました。
どうですかこの違い。
デュアルピボットになり、パーツの肉厚も全く違う新型は別次元の存在に見えます。
早く付けないと僕が悶え死にそうなので、素早く装着します。
と言っても何も難しい事は無く、外した逆の順番で取り付けるだけです。
すると、こうなりました!
おおーっ!素晴らしい!
まだ取り付けただけでワイヤーやブレーキシューの調整もしていない状態の写真ですので若干フェンダーに干渉して歪んじゃってますが、カッコいいじゃないですか!
よしよし、次は調整です。
何度かブレーキを握っていい具合のテンションまでブレーキワイヤーを調整し、ブレーキ本体も締めていきながら左右のシューのホイールとの間隔を合わせます。
納得いったところで両方を本締めし、シューがきちんとリムをはさむ位置に手直しして完了です。
神々しいまでの美しさですね。
シマノならもっと美しくて利きもいいんでしょうが、VWくんにはこれで十分でしょう。例え利かなくてもこれでOKです(そんなわけない)。
②バーエンドミラー装着
早く実走したい気持ちを抑えて、バーエンドミラーも付けてみます。
こちらは更に簡単です。先日装着したエルゴグリップの右バーエンドキャップを外してねじ込んであげるだけですね。
あっという間に完成しました!
うん、これは小さいです。
しかしクルマのバックミラーとは違い、あくまで「後方から何か来ているか」の第一段階の確認用ですからこれで十分だと思います。思ったより手が邪魔しないですしね。
たまに息子とランデブー走行するのですが、息子は遅いのでチラチラ後ろを見ないとはるか遠くに置き去りにしてしまう事があるんですね。これがあればいちいち後ろを振り向かなくても楽に確認ができます。可動範囲も申し分無く、オススメですね。
興奮の試走!
さて、ではいよいよ実走です! (*´Д`) ハアハア
家を出るとすぐに緩やかな下り坂になり、そのまま200mほどの急坂を下ります。
坂の終盤、スピードも乗り切ったところでブレーキを掛けてみると、「シューッ」という静かな摩擦音とともに驚くほどの短い距離で制動する事ができました。
以前はギューッと握っても中々止まり切れなかったのが、危険な感覚も無く見事に停止。これはすごい。こんなに違うものなのか?!
その後も色々なシチュエーションで様々なブレーキの掛け方を試してみましたが、とにかく止まる。恐さも無く止まる。リアは加減しないと例によってキーッと鳴くのですが、フロント依存でも何の問題もありません。
先日行ったブレーキレバーの交換と合わせ、フロントブレーキに関してはこれで文句が無くなりました。やるじゃないかTektro!そして初めてにしてはうまく付けたじゃないか俺!
そして、バーエンドミラーの方も良い感じです!ミラーを注視する事は危険なのでできませんが、クルマなどが来ているか程度の確認はチラ見で十分できます。もちろん道路を横断するような時には振り返って目視しますが、確認くらいならホントに十分ですね。
心の中で「ヒャッホーッ!」という死語(死叫び?)を喚きながら、18kmほどを彷徨い回ってきました。
現在VWくんはレベル5というところでしょうか。「ぬののふく」から「てつのよろい」くらいには装備を強化できたんじゃないかと思います(^^)
次は、リアブレーキかな。初志貫徹で、サーボブレーキに交換予定です。
昔バイクいじりに使っていたユニバーサルホルダーがあるので、この勢いでドラム抜きから交換までも自分でやってみようかと思います。
そうしたら、「おなべのふた」が「てつのたて」くらいにはなるかなーと(笑)
最近は、より上のギアが欲しくなってきました。6段では、スピードに乗ると足りません。せめてもう一段は欲しい…。
あるいは、現在46丁のチェーンホイールを大型化してみるか…今の1速はほぼ使わないので、その方がいいかもしれないですね。
そうやってVWくんをかわいがりながら、次なる野望を少しずつ固めていきます。
そう!
グラベルロード欲しい!
または、太めタイヤが履けるロードバイク!
手に入れたる!
ありがとう!
【ご近所ポタリング】暑い日にこそ汗をかく!
鬱憤晴らし!!
明けましておめでとうございます。
はい、ようやく梅雨が明けましたね!
と同時にいきなり真夏になったわけで、体がついていきません…。
そんなわけで、強引に体を真夏にならす為に久々に近所を流してきました。
どんなに暑くても、やっぱり自然の中を自転車で走るのって気持ちがいいですね!
そんな報告になります。良かったら見てやって下さい(^^)
川沿いをゆく
僕の自宅は神奈川県の県央エリアです。
市街地からは外れた、山の中の住宅地に住んでいます。
なぜこんな山の中に、とよく言われますが購入する際(15年前)にはいくつか条件があったんですね。
- 子供を育てるのに良い環境(車が少なく、空気が良い)
- 少しでも広い敷地
- 絶対に水害の恐れの無い地域
- 地震に強い強固な地盤
- 以上を満たした中での少しでも価格を抑えられる物件
てなところでした。
結果、山の中になったんですけど自然に囲まれたこの環境は今でも本当に気に入っています。それに、市内で最も地盤が強いというお墨付き!
水害も地震も心配無いというのは心強いです。かの3.11の時も、「ん?いつもよりは大きいなぁ」と感じた程度でした。
どこにいくにも車が必需品で不便なのは間違い無いですが、それよりも心の安定が得られて良かったです!
それに今のように自転車が趣味になると、本当に近所を流すだけで十分に心のデトックスができます。
今回走ってきたのも、そんな近所を流すコースで結構な上り下りのある20kmほどの道のりです。神奈川県の中心を貫く一級河川「相模川」につながる「荻野川」を下って相模川を臨み、同じ支流の「小鮎川」を上って帰ってくる川沿いコースとなります。
自宅は山の中ですので、基本は行きが下りで帰りが上りとなります。
まずまずの山ですので、下りの最高速度は50km/hを優に超えます。ミニベロではスリリングな速度ですね。僕がブレーキの弱さを気にしているのがわかっていただけるかと思います。
そして野生の鴨や鯉が悠々と泳ぐ荻野川をのんびりと眺めながら相模川を目指して市街地に入ります。
元々記事にする気が無かったので相模川まではロクに写真を撮っていないのですが、晴れた日に川沿いの車が入ってこない小径を自転車でのんびり流す時間は本当に贅沢な気分にさせてくれます。
そして行き交うローディの方々。
えぇ…僕最近「グラベルロードバイク」にも熱い視線を送ってまして…。
自宅近辺の環境的に、砂利道を気にせず走れる自転車がいいんですね。
でもあの…僕「弱虫ペダル」が大好きでして…MTBよりロードバイクタイプに目がいき…実際に走る環境を考えるとグラベルロード最強説が持ち上がって…なんか最近は「良い折りたたみ自転車」ではなく「良い自転車」が欲しくなり…色々と悶絶してます💧
まぁそれはいったん置いときましょう。
荻野川は途中で小鮎川に合流します。川沿いの小径から市街地に入り、相模川に到着。昨年の台風の時には氾濫も覚悟された大きな川です。河原も全て濁流に飲まれてすっかり景色が変わってしまったところもありますが、現在はだいぶ以前の姿を取り戻しつつあります。
これは昨年の大台風の後で相模川の河原を茫然と歩いた時に撮影したものです。
元々あった放置車両のアルテッツァ(それでも元はキレイな状態でした)が、濁流に飲まれて無残な姿を晒していました。ボンネットもちゃんとあったのに、どこかに行っちゃってますね。
今は撤去されていますが、身も凍る姿でした。
そんな事を思いながら、今度は小鮎川沿いを上って帰路につきます。
ここらでお昼になり、お腹もすいてきたので途中のローソンでパンとジュースを買っておいしく食べられそうな場所を探しながらひた走ります。
オレンジ色のユリ?
走っていると、広大な田んぼエリアの脇の土手にキレイなオレンジ色のユリみたいな花が群生しているのを発見。
おぉ、これはランチがおいしくなると自転車を止めてパチリ。
他にも群生している場所があったので珍しい花ではないと思うんですが、植物に疎い僕には名前がわかりません。花の形的にはユリだと思うんですけどね。
それにしてもキレイな花で、うっとりと眺めながらローソンで買ったランチを取り出します。
ポッカ・サッポロさんの「北海道夕張メロンソーダ」とローソンPBの「あらびきソーセージ」パンです。
素晴らしい景色を見ながらという加点もあったかもしれませんが、絶対また買うわーと思った次第です。
そんな感じであぁ美味いあぁ美味いとムシャムシャ食べていたら、これまたキレイなアゲハチョウが舞い降りてきてくれました。
もう、最高の気分です。僕の心の汚れが全て洗い流されていくのがわかりました(^^)
ランチも美味しかったし、自然には癒されるし、やっぱり田舎はいいなぁ~とニヤニヤしながらしばし空を眺めていました。
Cyclemeter
さて、心も体も満たされたところで再出発します。
飯山の丘を上り下りして荻野川に戻り、家の手前の最後の坂を駆け上がってゴール。
21.48kmをのんびり1時間26分ほど掛けてのポタリングでした。
僕はスマホに「Cyclemeter」というアプリを入れていて、普段はそれで記録しながら乗っています。
それによると、本日の消費カロリーは567kcalでした。どこまで正確なのかわかりませんが、いい運動になっているのは間違い無いですね。
しかしこれからどんどん暑くなります。
迂闊に自転車に乗るのも危険な時もあるでしょうけど、なるべく涼しい時間帯を選びながら乗っていきたいですね。
いや~、それにしても…。
グラベルロード、欲しいっす。
ありがとう!