【折りたたみ自転車カスタム】はじめの一歩!
購入パーツでカスタム開始!
みなさんっ!
自転車乗ってますかーっ!?
乗れるかーい!雨ばっかりで!
というレスポンスが聞こえてまいります…。
通勤に自転車を使っている方は雨だろうが乗られるでしょうが、趣味的に乗る方はきっとずっとまともに乗れてないですよね。
バイク乗りの方も同意見でしょうが、今年の梅雨は降り過ぎでしょう。
九州地方じゃ大災害になっているし、中休みもほとんど無くシトシトと降り続いていますもんね。
「こんな時はせめてYouTubeの自転車動画で気を紛らわそう!」
なんて思って観てみると、なおさら乗りたくなるという悪循環…。
僕みたいなテキトーなレベルじゃなくて、ガチでやっている方々は本当にストレスだと思います。梅雨が終わっても今度は暑さとの戦いですしね!
まぁ大自然にボヤいても仕方が無いので、隙を見て前向きにやれる事をやります。
そうです、前回の自転車記事でも書きました通り、3点ほど交換部品を購入してあったんです。
まずはシートポスト!アルミ製の450mmと長めのヤツです!
それから、ブレーキレバー!Tektroのアルミ製!(購入はブラックです)
さらにコレ!グリップシフト対応のエルゴグリップ!
先日、以上の3点を装着してみた結果をお知らせいたします!
ロングシートポスト!
前回記事にした通り、我が愛車VWくんのシートポストは長さ350mmでしたが、これでは安全と言われる範囲を超えて「ギリギリ刺さってる」という危険な高さまで上げないとずっとヒザを曲げてペダリングしなければならないストレスがありました。
購入店のサイクルベースあさひさんに強制是正されてしまう前、危険水準を超えて上げていた時の高さがこれくらいです。
これで5cmくらいだけ、シートポストが刺さっている状態です。明らかに危険ですね💧
で、今回購入の450mmに交換いたしましたっ!
ちょっと写真の角度が違いますが、Beforeと比べて更に少し上げる事ができたのがおわかりでしょうか。
これで、ペダルが一番下に来た時にほぼヒザが伸びるくらいにする事ができたんです!
それでもポストは10cmほど刺さっていますので、安全性も十分!
しかし驚きました。
この少しのシート上げでペダリングがずいぶんと楽になったんですね。
具体的には、2速でひいこら言ってた坂を4速で上がる事ができるようになりました。
ひいこら言うのは変わりませんが、これにはびっくりです。やっぱり、ポジションて大事なんですね。
アルミ製ブレーキレバー!
続いては、ハンドル回りです。
グリップ交換に合わせて、ブレーキレバーも純正の樹脂製からアルミ製に強化しようという一大プロジェクトです。
元々のはちゃんとした写真が残せてないので中途半端な画像ですが、貧弱な樹脂製でした。
変な写真ですみません(^^;) レバーとグリップのBefore写真と思って下さい。
コイツをアルミレバーに交換しました。
工程の写真はありませんが、フロントブレーキのナットを緩めてブレーキワイヤーを一旦フリーにし、レバーから外して新品と交換するわけです。
素人でも簡単にできましたよ!
その結果このようになりました!
わーい、頑丈そうなのが付いたー!
早速握ってみます。うむ、ガッチリした感触。握った力がきちんとブレーキに伝わっている感じがわかります。樹脂製とは大違い。
試走してみると若干甘く感じたので、再度ワイヤーを緩めて適度なテンションを探しつつ数回調整し直し、満足いくフィールをセットできました。
ていうか、ブレーキのような大事なところは安価な自転車でもケチらないでアルミ製を最初から採用すべきじゃないですかね。それで価格が跳ね上がるわけでもないでしょうに。
エルゴグリップ!
ブレーキレバー装着後、そのまま新しいグリップを装着します。
ブレーキレバー装着に伴い元々のハンドキラーグリップは親の仇のようにカッターで斬り捨ててあります(ウソです、お世話になりました♡ありがとう!)。
そして、新しいグリップの内側にパーツクリーナーを吹いて滑りを良くしておいて、グリップに挿入していきます。
この作業、苦労する事も多いようですがすんなりできました。パーツクリーナーは正解のチョイスだったのだと思います。
と言うわけで、装着後の写真がこちら!
おお!
一気にスポーティな感じになったぞ!
試走してみましたが、すこぶる快適です!超快適!!
わずかな金額でこの快適性を手に入れられるのなら、もっと早くにやれば良かったです。グリップ交換、利きますねぇ!
ここで空を眺めてみましたが、雲には覆われているものの雨雲は見当たりません。
iPhoneの当たらない予報も見てみましたが、しばらく降雨は無さそう!
というわけで、僕の中の"いつものコース"(頻繁にアップダウンのある15kmほどの行程)を走ってみましたが、思わずニヤけてしまうような快適性を手に入れる事ができました。
グリップはラクチンだし、ブレーキフィールは向上したし、シートが上がって力を入れやすくなり、ペダリングも滑らか。
近所の川沿いを流すマイコースの途中で、Afterの全体写真をパシャリ。
なんだか、どんどん愛着が湧いてきましたね~。
次は来月、前後のブレーキを交換の予定です。
なのですが…。
自転車屋のオヤジさんの一言
この写真の後、そのまま近所の自転車屋さんに持ち込みました。
ブレーキレバー交換後の調整の際に外れてしまったワイヤーの先端キャップを付けてもらう為です。
こちらの店舗は購入店ではなく、家から一番近いいわゆる「町の自転車屋さん」です。
で、キャップを付けてもらった際に、リアブレーキの鳴きに悩まされているのでサーボブレーキへの交換を考えていると相談してみました。
するとオヤジさん。
「う~ん、工賃2,500円ほどでできるんだけど、言うほど効果無いですよ。」
との事。
「それはブレーキの効きの話ですか?それとも鳴きの話?」
僕が聞くと、
「両方」
だそうです。
ふむ。
素人がネットで調べた結果、バンドブレーキはすべからくサーボブレーキに換えるべしとの意見が圧倒的でした。
しかし、プロに言わせると「そんな万能な商品じゃない」らしい。
どんなもんなんでしょうかね💧
どうしたらいいか、わからなくなってきました。
ここで好き者な店主だったら「だから、こういう手段はどう?」とか提案してくれるんでしょうが、ここのオヤジさんの話はそこまでです。あまりそういう話には乗り気じゃない感じ。
例えばですが…。
VWくんには標準でロックが付いています。
シティサイクルによくある、リアのホイールを円形のバーで囲うタイプです。
このロックを外して、その土台にひと加工してキャリパーブレーキ着けてみない~?
…みたいな。
ブレーキの弱さと鳴きに困ってると言ってるんだから、「サーボはイマイチ」だけじゃなくて、「こんな事もできるよ!」てな話の展開が欲しいんですな。僕は。
上記キャリパーブレーキ化については、元の形を活かさないイレギュラーなカスタムになるし単なる僕の思い付きなのでちょっとアレかもしれないですが、どうなんですかね。
サーボ、ダメなんですかね(T-T)
まだ決めかねてますが、もしこの記事をご覧の方でご意見をお持ちの方がいらっしゃれば是非アドバイスを下さい!
ありがとう!
【風の谷のナウシカ】蒼き衣を纏った”理想の上司”
拍手の再上映
驚きましたね。
僕の大好きな映画が、コロナ禍の中で劇場再上映を果たしたんですから。
しかも、最初の上映から36年もの月日を経て。
この機を逃すわけにはいかない。僕はTOHO CINEMASに足を運びました。
懐に涙をいっぱい吸収できるようなタオルハンカチを携えて…。
1984年に上映されたこの映画。
映画という意味では、宮崎駿監督の原点のひとつではないかと思います。
上映当時、CMも結構流れていてそのCM中では安田成美さんが歌うテーマ曲が使われていました。CMでは、腐海に落ちそうな人質の爺さんたちを元気づけるためにナウシカがガンシップから立ち上がってマスクを外し、笑って親指を立ててみせるあのシーンが使われていた記憶があります。とても印象に残りました。
しかし1984年当時の僕は部活動に青春を燃やす中学生。
その頃、体育会系の運動部に休みなどありませんでした。土日も普通に練習をしていたんです。興味はあっても、映画を観に行く余裕など無かったですね。
ですから、初めてこの映画を観る事ができたのはTVで放送された時だったんです。まだVHSの時代ですが、ビデオ録画してそれこそ擦り切れるほど何度も何度も観たものでした。
中学生の僕は、単純な「面白さ」でこの作品を観ていました。ストーリーとかメッセージ性については、田舎のアホ中坊だった僕には全く理解できていなかったんです(^^;)
今と違って娯楽も少ない時代ですから、ビデオでも本でも気に入った物は何度も繰り返し見て楽しんだものだったんですね。
このナウシカも、劇中のセリフを全て暗記するほど観まくったんですよ。
ですが、当然そのうちに飽きてきて全く観なくなりました。
定期的にTV放映もされていましたが、その後の高校~大学時代はほとんどこの作品の事は忘れていたと思います。
そして…30歳も過ぎた頃でしたかねぇ。
久しぶりに、TV放映されたナウシカを観てみたんです。
曲がりなりにも大人になって、色んな経験も積んでいました。
そんな大人の僕が久しぶりに観たナウシカは…内容は覚えているし、セリフもまだところどころ頭に入っているのに…中学生の頃に何度も観たあの時とは、全く違う感情を僕に味わわせてくれたんです。
それは、『感動』でした。
自分でも予想していませんでした。
まさか、ナウシカを観て涙を流すなんて。
なぜ、この内容が昔の僕にはわからなかったんだろう?
なるがままになっているようにしか見えなかったストーリーも、大人になった僕はその流れや理由付け等がよくわかるようになっていました。
そうです。
大人になって、ようやくこの映画が”理解できた”のでした。
僕の中で【風の谷のナウシカ】が「娯楽アクション映画」から「壮大な叙事詩」に変わった瞬間でした。
この作品については膨大な考察や紹介がされていますし、何度もTV放映されているので内容を知らない人は少ないでしょう。
ですのでこの場では細かい内容には触れず、僕が感じた事だけを思うままに書いていきます。
↑ 漫画はもっとスゴイですよ!大人買いでどうぞ!
賞賛に値する音楽
先述の安田成美さんが歌う(棒読みでしたが…)テーマ曲は、宮崎監督が難色を示した為劇中では使用されず、エンドロールに載せられただけでした。
これは当たり前でしょうね。どう考えてもあの曲は劇中で使うには空気が違っていた。
「風の谷のーナウーシカー」
と無感情に歌われたあのテーマ曲がもしオープニングあるいはエンディングで使われていたりしたら、全てを台無しにされてしまうところでした。
安田さんには申し訳ないですが…。
で、劇中ではオーケストラの重厚なテーマが使われるんですが、僕はこのテーマ曲が大好きです。素晴らしいです。
音楽担当は、その後のジブリ作品でも宮崎監督がタッグを組む事になる久石譲さんですね。もう、この方は天才ですよ。作品の次元を音楽で上げてしまうんですから。それでこちらは心から感動させてもらえるわけで、本当に感謝です。感動をありがとうございます。
今回初めて劇場で観た際、いつものようにオープニングでこの音楽が流れました。
恥ずかしながら、僕はそれだけで一筋の涙を流してしまったんです。
でも、映画館はいいですね。涙を流しても、流しっぱなしで大丈夫ですから。
一人で行ったし、ソーシャルディスタンスで隣の方とも一席空いてますから。
オープニングのタイトルと音楽を聴いただけで泣いてるおじさんの存在など、誰にもわからなかったはずです。
僕は一人、素晴らしい音楽が持つパワーというものに浸っていました。
ちなみに…。
ナウシカと言えば、もう一つ有名なメロディがありますね。
小さな女の子の歌声で、「ラン、ランララランランラン、ラン、ランラララーン…」と歌われるあの曲。
今でもバラエティ番組なんかでよく小ネタ的にBGMとして使われてます。
あれ、久石譲さんの当時4歳の娘さんの麻衣さんの歌声なのだそうですよ。
Wikiで初めて知りました。
Wikiと言えば、もう一つ面白いネタがありましたよ。
劇中でも重要な役割を担う「王蟲」ですが、彼らの鳴き声は何と当時BOOWY在籍だった布袋寅泰氏のギターの音で作られていたらしいんです!
言われてみれば、1983~1984年当時のBOOWYはアルバム「INSTANT LOVE」発表時という事で、所属は徳間ジャパンでした。
となれば、わかる話です。面白い逸話ですね!
もしかしたら二つとも有名な話なのかもしれませんが、僕はWikiを見て初めて知りました。
他にも色んなエピソードなどが掲載されているので、皆さんも見てみてください。
と…ですね。
上記Wikiを拝見していて気付いたんですが…。
ナウシカの上映の封切りは、1984年の3月11日だったんです。
そう。いわゆる『3.11』ですね。
劇中では、どうでしょうか。
おぞましいばかりの大群となった王蟲が、あたかも大津波のように風の谷に襲い掛かりますね。
そして、酸の海のほとりの旧世紀の船に避難する谷の皆にミトが大声で指示します。
『皆!高いところへ逃げろーっ!!』
3.11。
ミトの号令。
…あまりに出来過ぎた偶然だと思いませんか?
劇場鑑賞を終えて
オープニングから泣いていた僕は、劇中も止め処なく涙を流し続け、クライマックスシーンで涙腺ダムを崩壊させます。
蟲の群れに跳ね飛ばされて命を失ったナウシカが、その王蟲たちによって息を吹き返場面です。
王蟲たちの触手による金色の草原の上で、王蟲の幼生の体液によって蒼く染まった服を着たナウシカが立ち上がり歩み始めます。
その様子を谷の子供たちに聞いた大ババ様の「おおっ!!」という叫び。
そして流れる、あのテーマ曲。
「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし…」
「古き言い伝えは、誠であった…!」
むせび泣く大ババ様。
号泣する48歳のおじさん(僕)。
良かった。
本当に、観に来て良かった。
この作品を、劇場で観られる日が来るなんて。
本当に幸せだ。
この幸せ、もっと多くの人に味わってもらいたいな。
清々しい感動と涙に浸った僕は、鼻水をマスクで隠して劇場を後にしました。
素晴らしき声優さんたち
アニメ映画と言えば、声優さんも大きな影響力を発揮します。
主人公のナウシカを演じたのは、宮崎作品でお馴染みの島本須美さんですね。
ナウシカの前に「ルパン三世 カリオストロの城」で可憐なお姫様・クラリス役でブレイクされていました。そして、そのクラリスとナウシカはビジュアルもよく似ています。性格はやや異なりますが透明感と芯の強さは共通しており、島本さんの声のパワーがよくわかりますね。
後年には、かの「めぞん一刻」でヒロインの音無響子さんを演じられました。
こちらも透明感があって、ハマリ役でしたね(^^)
宮崎作品には、その後も「となりのトトロ」のサツキとメイの母親役などで出演を果たしていらっしゃいます。
それから、私の好きな榊原良子さん。劇中ではクシャナ妃殿下を見事に憎まれ役として演じられました。
僕にとっては、榊原さんと言えば「Zガンダム」「ZZガンダム」でのハマーン・カーン役がやはり強烈に印象に残っています。クシャナもハマーンも同列の”超ド級のドS”な性格のキャラクターであり、榊原さんで無ければでき得ない難しい仕事だったのではないかと思いますね。
「逆襲のシャア」のナナイ・ミゲル役もセクシーで良かったなぁ~(//▽//)
ちなみにですが…。
ナウシカの作品クレジットを見ると、アスベルの故郷であるペジテの市民役で島田敏さんが参加されていました。
そう、「Zガンダム」のラスボスであるパプテマス・シロッコの声優さんであり、榊原さんのハマーンとは作中でタイマンも張っていましたね。
まぁガンダムネタは置いといて、ナウシカには他にも納谷悟朗さん(ユパ)や永井一郎さん(ミト)、とぼけた爺さん(ギックリという役名らしい)役で八奈見乗児さんなど、昭和を代表する名声優さんが大勢出演されています。
こうして声優さんの事を調べてみると、色々新しい発見があって面白いですね!
理想の上司像
それにしても、映画館で観ると当然の如く画面が大きいのと家では得られない集中力を持って鑑賞するので、今まで気づかなかったところにも気づけましたね。
その一つが、蘇ったナウシカの眼下で喜んでいるように見える”あの”子供の王蟲です。
あの子、あの場面でまだ短くて長く伸ばせない触手を懸命にナウシカに向かって伸ばそうとしていたんですね。
正直、初めて気づきました。
蘇ったナウシカは、自分の体の事よりもその小さな王蟲の元気な姿を見て「良かった…」とつぶやきます。
なんて人だろう。
この人は、常に自分の事など後回しだ。
弱い者を労り自然に最大の敬意を払い、それらを守る為には難局を打破する事を決して諦めない。
劇中でも、家臣のミトらに的確な指示を下していつも自らがまず危険に身をさらし、守るべきものを守ろうとします。
それは自然であり、蟲たちであり、風の谷であり、仲間たちであり…。
さすがに父親であるジル王を殺された時には怒りに我を忘れてその場のトルメキア兵を皆殺しにしてしまいますが、基本的には冷静で指示・指揮にブレがありません。
大人の僕は、ナウシカに『理想の上司像』を見出しました。
そりゃあ、アニメのキャラクターです。風の谷という国家のお姫様で、忠実な家臣がいてそれに指示を与えるのは当たり前でしょう。
ですが、わかっていても気持ちいいですよね。ナウシカの指揮って。
いい歳のおじさんたちに大声で命令して、おじさんたちも「はいっ!」と従ってしまう。かと思えば、優しくお願い事をしたりもする。
理想だ。
こんな上司の下で自分の腕をふるってみたい。
この人のためならっ!と思わせてくれる。
ナウシカ社長についていきたいです!
みなさんも、少しでも思うところがあればあらためて素直な気持ちでこの作品を観てみてください(劇場再上映期間に間に合うのであれば、ぜひ行って下さい!)。
僕の映画好きな面を形成してくれた作品の一つである事に、間違いありません。
というわけで、星5つです! ★★★★★
ありがとう!
【自転車イジりますぅ】まずはできる事をやる
No Monday Japan/ノーマンデージャパンウォッチ公式通販サイト
段階を踏もう
梅雨が過ぎる。
関東は16日連続降雨も新記録だそうで…自転車に乗る事もできません。
そんなわけで、相変わらず来る日も来る日も「どの自転車を買おうかな~」と楽しく妄想ばかりしていました。
僕が買いたいのは、要望を満たす折りたたみ自転車。
最近は、ブロンプトンかバーディかという2強に選択が絞られてきました。
絞ったとか言ってますが、この2強は全くキャラクターが違います。
ゆったりポタリングと小さくまとまる優れた折りたたみ機能が魅力のブロンプトン。
走行性能と車種バラエティの多さに勝るバーディ。
バーディの走行性能とメンテナンス性、ブロンプトンの優秀な折りたたみが一つになれば文句無しに決まりなんですがね。
まぁ、まだまだ楽しく悩もうと思ってます♬
しかしですよ。
高いんですよ。両者とも。
中々、自転車に20万とか払えないですよね。
僕は価値を感じているので払いますが、いきなりそんな派手にステップアップする前に今のVWくんのスペックを最大限まで引き出してあげるという事をまずやってみてもいいんじゃないか?
と、ここ数日強く思い始めました。
そう。カスタムですね!
僕の大好きな言葉。カスタム。
そんなわけで、自転車は素人なんですが色々調べながら自分でできそうなカスタムをVWくんに施してあげて、彼の弱点を少しでも強化してあげたら無理に急いで新しい自転車にしなくてもいいや!と考えが変わるかもしれないと期待しながら勉強を開始。
「安い折りたたみ自転車 カスタム」
で検索してみると、多くの先達様方が色んな事をしてその手順やパーツ・工具紹介などを公開してくれているのが確認できました。ありがたや~♡
もう、とたんに僕の興味は「自転車選び」から「パーツ選び」に変わっていきました!
お財布にとっては正しい選択ですね(^^)
VWくんの問題点
さて、以前の記事でも書きましたが我がVWくんには2つの大きな弱点があります。
①ブレーキが利かない(弱い)!
②重い!(16kg)
の2点です。
②についてはパーツ交換による軽量化にも限度がありそうなので無理に追求しない事にします。前カゴやロックが標準装備で、タイヤも太いですからね…。
ですが、①については色々とやれる事がありそうです。
特に、キーキー鳴くわ利かないわのリアブレーキはママチャリや安物シティサイクルに多く装備されている「バンドブレーキ」というものなんですが、これを「サーボブレーキ」というものに交換すると音が鳴りにくくなって利きも良くなるらしいんです!
そこから手を広げて調べていき、コストをそれほど掛けずにできるカスタムをいくつか抽出しました。
- フロントブレーキキャリパー交換
- リアブレーキをサーボブレーキ化
- 上記に伴い、ブレーキレバーをアルミ製に交換
- グリップ交換(エルゴグリップで疲労軽減)
- シートポスト交換
- サドル交換
- ペダル交換
ひとまずは、以上の7点を実施する事にしました。難易度も低そうなので、リアブレーキ交換以外はパーツを購入して自分でやってみます。
折りたたみ自転車ですから、うまくできなかったらバラしたまま車に積んで自転車屋さんに泣きつけばいいわけです。気が楽ですね。
でも、これからも自転車の事を勉強してイジれるようになりたいのでできる限りは自分でやります!
それにしても、自転車のパーツってシティサイクルレベルの物なら思った以上に安いんですね。もちろんロードレーサーなどに使うような立派なパーツはウン万円もするんですが、庶民用のカスタムパーツなら数千円で買える物ばかりです。上記のサーボブレーキだって、パーツ代は¥2,000あればお釣りが来ます。
…先達様たちが沼にハマっていった理由がよくわかりますよ。
優先順位上位の3点!
実は上記問題点2点の他に、VWくんには致命的な欠陥がありました。
シートポストが短いんです。
まともに気持ち良く漕ぐにはペダルが一番下にある時に足が伸びた状態になるのが望ましいですが、そこまで上げるとポストが車体に数cmしか入っていない状態になってしまいます。
で、かろうじて5cmほどだけ入れた状態で乗っていたんですが購入店(サイクルベースアサヒさん)に点検に持っていった際に「シートが上がり過ぎで危険でしたので、安全な高さに直してありますのでこれ以上上げないで下さい」と言われて元に戻されてしまったんです。
しかしその高さではずっとヒザを曲げたまま漕ぎ続ける形になってしまい、疲れるだけで全然楽しくない!
しかし安全第一。危険な状態と言われては、元に戻すわけにもいきません。
(まぁその「危険な状態」で既に100km以上走ってたんですけどね…)
そんなわけで、まず僕が着手したのはシートポストとブレーキレバーとグリップの3点の交換でした。
VWくんのシートポストは直径28.6mm・長さ350mmでしたので、余裕を見て長さ450mmのポストをAmazonにて検索。
長さは増しますが、材質がスチールからアルミになるので重量的には問題無いかと。サビからも解放されます。
…ちなみにAmazonさん、発注したら間違えて直径27.2の物を送ってきたので返品・再発注しました。気を付けてくださいね。
それからブレーキレバーとグリップです。
元々はグリップ交換を先に済ませて、乗った時の疲れを軽減させようと思っていたんです。
ブレーキレバーは標準が樹脂製なんですが、これをアルミ製にするだけでレバーを握った力がダイレクトにブレーキに伝わるようになり制動力が増すという事がわかりました。ふむふむ、理解できる話です。
で、まぁ先々前後のブレーキを交換するタイミングでレバーも換えるかと思っていたんですがよく調べるとグリップを外さないとブレーキレバーの交換はできない(ものが多い)という事実が判明!
それであればグリップの交換に合わせてブレーキレバーも先に換えてしまおうかと思ったというわけなんです。
レバーはブレーキの種類に合わせてチョイスする必要があります。VWくんのフロントはキャリパーブレーキです。
先々、Tektro製のキャリパーに交換する予定ですのでレバーも合わせてTektroのものをチョイス。名前的にはママチャリ用みたいです。
クラシカルな雰囲気がVWくんにぴったりです!
さて、それからグリップ!
標準のグリップはクッションが無く乗ってる内に100%手の平が痺れてきます。
対策として、手の平に優しい「エルゴグリップ」形式でクッション性が高く、グリップシフト対応(右手側が短い)のコイツを選んでみました。
この3点でも、¥5,000もしません。嬉しいですね。
で、梅雨空の合間を縫って交換作業をしてみました!
のですが、長くなってしまったので今回はここまでにします。
Before&Afterの紹介は次回にさせていただきますね!
あぁ。カスタムって楽しいなぁ♬
ありがとう!
【だから自転車欲しいんですぅ】どうも本命参上のようです…
真打の魅力
前回、コロナ禍の中での運動不足解消程度のつもりで買った安い折りたたみ自転車のおかげで自転車の楽しさに目覚めてしまい、もっと安心できる良い自転車の購入を考えているという記事を上げました。
birdy GT、birdy Classic、DAHON Horize Disc、KHS F-20G…どれも魅力に溢れた自転車たちであり、キャラクターの違いから「何を取り、何を捨てるか」を割り切る事ができれば候補は決まる予定でした。
しかしですね。
「折りたたみ自転車と言えば!」という問いに対して、高確率で返ってくるであろう名前があります。
そうです。
英国の巨頭、『BROMPTON』(ブロンプトン)です!
う~む…。
カッコいい(^^;)
佇まいが既に英国色たっぷりですよね。
このブロンプトン、発売から40年ほど経っているらしいのですがその間基本的なスタイルはほぼ変わらないまま今も英国内でハンドメイドで組み上げられているという、まさに伝統の一台なんです。
新しい自転車が欲しいとなって色々調べている際、当然の如くこのブロンプトンにも行き当たりました。しかし、段差や坂道が多い我が家周辺ではちょっと合わないのかなぁと思っていったん横に置いといたんですね。
タイヤが16インチでちと小さい、シフトチェンジがややこしい(らしい)、自分の用途からするとキャリア付きの上記M6Rモデルとなるがお値段は税別¥200,000!…と、あまり積極的に検討できない代物でした。
なんですが。
調べれば調べる程、強烈に惹き込まれてしまう魅力がこのブロンプトンには満ち溢れているんです。
<魅力>
・高額だが、自分にとって必須のオプションが実装済み(フェンダー、キャリア)
・折りたたみ時の小型化が圧倒的
・世界中に愛用者がおり、カスタム含めて多くの情報がネット上で簡単に入手できる
・カッコいい
・普遍的デザインであり、新旧パーツの互換性が極めて高い為旧型でもパーツを
購入すれば新型の装備が付けられる
・空気入れまで実装している
・純正、社外品含めて豊富に揃ったオプション
・きっと幸せにしてくれそうなオーラをまとっている⇐大事
…etc、です。
調べてはいけませんでした。調べれば調べる程、たまらなく欲しくなってしまう自転車だったんですよ。
で、ブロンプトンと言えばその秀逸な折りたたみ機構が有名です。
タイヤが小さいおかげもありますが、非常にコンパクトにまとまる為電車等を使用しての輪行のハードルがすこぶる低くなるんです。
これは僕にとって非常に大事なポイントなんですね。
え?!って思うレベルじゃないですか?
重量は12.2kgと少々ありますが、これだけ小さくなれば部屋の中にも置いておけるし輪行袋に入れてしまえば「大き目の手荷物」サイズなので重ささえ我慢できれば買い物先のお店にも持って入れます。要するに、駐輪中の盗難におびえなくて済むわけです。
まぁ持ち歩きにも限度はあるでしょうが、これは大きなメリットだと思いますよ。
ですが…そりゃあやっぱりデメリットもあります。
以下の通りです。
<不安点>
・高額
・いわゆる「今の自転車」と違い、タイヤを外すのに手間が掛かる
⇒出先でのパンク修理が難しい
・走行性能はあまり期待できない
・6速車のシフトチェンジの煩わしさ
・独自規格の専用パーツが多く、汎用パーツの流用が限られる
・やや重い
…てなところでしょうか。
あ、自転車素人が購入前の下調べで得たレベルの知識ですので、信用度は低いと思っといて下さいね。
ですが、デメリットはどの自転車をチョイスしても必ずぶち当たります。100点満点の自転車はありません。
何を選んでも一長一短なのでしたら…結局一番大事な事は?
「一番気に入ったやつ!」
じゃないですかね?
条件を並べて、「一番良い」と思われるモノではなくて結局「なんか気になったヤツ」「一番カッコいいヤツ」を選んでしまうというのは何を買う時にもあるものだと思います。
えぇ、結局そこなんですよね。
何かを買う時、機能的な面より「何かコイツに惹かれるんだよなぁ」という感覚面を優先する方も多いと思います。
それは「恋」です(^^)
恋は盲目なので、その状態になってしまったらもうそれを選ぶしかないのです。
果たして、僕はブロンプトンに恋をしてしまっているのでしょうか?
認めたいような、認めたくないような…。
もっともっと、考えます!
ありがとう!
【自転車ほしいんです】折りたたみ自転車に開眼★
自転車、楽しい!
いやー、また久しぶりの更新となりました。
で、いきなりの新しい方向性の記事です。そう、自転車です!
僕はワケあって4月いっぱいで仕事を辞めましたが、最後の一カ月は有給消化期間でもありましたので時間がたっぷりありました。
しかし世間はコロナ禍で、まともな外出が憚られる…。
運動不足にも陥ってしまう為、色々考えた末に自転車を買う事にしたんですね。
僕の自宅は山の中です。
神奈川県ですが、自宅周辺はちょっと離れれば目を細めるような田園風景が広がっています。
また山の中という事で坂道が多く、自転車で走り回っているだけでもすごくいい運動になります。
ですが、突然の思い付きでもあった為買ったはいいけど果たしてどれくらい乗るのか自分でもわかりません。事実、10年程前にもルイガノのクロスバイクを買ったのですが乗ったのは最初だけで結局は処分してしまった過去があります。
そんなわけでしたので、ひとまずは安い自転車で…だけどママチャリはイヤだし…今は子供二人の自転車も置いてあってあまり場所も無いから小さいので…とか条件を付けていった結果として『予算¥30,000で折りたたみ自転車を買う!』という事になったわけなんです。
そして購入したのがトップ写真の『VW-206G』くんです!
フォルクスワーゲンブランドで、本体¥29,000ほどの折りたたみ自転車です。
タイヤは20インチで幅も広く、ちょっとした段差や荒れ地でも問題無し。
実用的な前カゴやフェンダーにLEDライト、ロックまで標準で付いているという太っ腹な装備もありがたい。ちなみにギアはシマノの6速。
折りたたみも簡単で小回りも利き、ヒッジョーに「当たり」の買い物だったんです。サドルをきちんと上げれば見た目以上によく走ります。
事実、今は天気さえ良ければ10km圏内程度の移動なら全て自転車を使うようになりました。気持ちいいし、よい運動になります。
気付けば、クルマそっちのけで自転車ばかりに乗るようになっていました。
ぶ、物欲が…
すっかりお気に入りとなったVWくんにサイクルコンピュータ(有線の安いのですが)も付けてあげて、大事に大事に乗っています。
なのですが…。
乗れば乗るほど、VWくんの数少ない欠点が気になるようになってきてしまったんです。
①ブレーキが利かない!
②重い!(16kg)
この2点です!
両方とも走行性能に直結する問題であり、しかも周辺の地形が山ですのでかなり致命的なんですね。
出かけようとすると家を出てから結構な下り坂を下りきらなければならないのですが、ブレーキが弱すぎて毎回ヒヤヒヤするんです。フロントはキャリパーブレーキなのでまだ良いのですが、リアがドラム式?ですぐロックしてしまい使い物にならない!
そして車体の重さもその不具合に追い打ちをかけています。
僕は自転車は素人ですので、購入時にはサイクルベースあさひさんにあった折りたたみ自転車数台を試乗させてもらって一番乗り味の良かったコイツを選んだのですがスペックとかは全く調べなかったので後になって色んな事が気になってきたわけなんです。
あぁ。
いい自転車が欲しい。
VWくんを買ってまだ数カ月ですが、早くもステップアップを考えるようになってしまいました(^^;)
あらためて、僕の必要とする要素は以下の通りとなります。
<必須>
・やっぱり折りたたみ自転車!
・タイヤはなるべく大きめ!
・今の6速よりギアが欲しい!
・重量12kg以下!
・道を選びたくないしキャンプにも使いたいので、太めタイヤのタフ仕様!
<希望>
・ディスクブレーキ!(ミーハーですみません💧)
・10万円以下!
・輪行したいので、なるべく小さめに折りたためるヤツ!
僕なりに以前買ったクロスバイクと今回のVWでなぜこんなに気に入り方が違ったんだろうと考えた時、真っ先に思い浮かんだのが『小径車の小回り』でした。
近所の自転車で気持ち良く走れる道は、道幅が狭く細かく曲がる必要があったりします。通常サイズのクロスバイクでは、やや持て余す部分もありました。
ところが小さい自転車で走ってみると気を遣わずに済み、とても楽で楽しいという事がわかったんですね。
ですので、折りたたみ自転車が前提となります。
クルマで連れ歩いたり電車で輪行したりもしたいですしね♬
↑ 最近読み漁っている本です♬
で、まぁ上記を踏まえて色々と考え調べ、いくつかの候補を絞り出しました。
…見てください。
超カッコいい(^^)
しかしお値段。
¥258,000(税別)!
でも…正直、コイツが一番欲しいですぅ…。
悪路もイケる、ぶっといブロックタイヤと前後サス!
強力なディスクブレーキ!
100kmくらいイケてしまうという高い走行性!(あくまで折りたたみ車としてはのレベル)
所有感が完全に満たされる!
豊富なオプションによる高い拡張性!
などなど、お値段以外の要望はほぼ満たされるのです。
で、お値段を少しでも抑えたい…となると同じbirdyの「Classic」というラインがあります。
初期モデルの復刻版で、フレームがいかにもといった武骨な印象を与える1台です。
個人的には好き。武骨さがカッコいい。
しかし、それでもお値段は¥145,000(税別)。
で、予算内でこの武骨さを持つ1台が他メーカーにあるんです!
どうです?
birdy Classicにそっくりでしょう?
しかも、ディスクブレーキを装備してます。ポイント高いです。
かつ、お値段が¥92,000(税別)!やっと予算内に収まります!
タイヤも太くて20インチで、多少の荒れ地なら何とかなりそうです。
正直、一番現実的なチョイスがコイツかなーと思っています。
…しかし、なぜか僕の琴線を刺激して仕方ないヤツがもう1台。
KHSというメーカーの、ツーリングモデルです。
何と標準でドロップハンドルを装備し、タイヤもロードモデルよりは太め。
より太いタイヤに履き替えればグラベルロード代わりになるかも!
お値段は¥110,000とややオーバーですが、なぜか僕の心を惹きつけてやみません。
リアはソフトテールといって独自の疑似サスペンションを装備しています。
これが妙にくすぐるんです。試乗してみたいー!
いまだ決めかねて
もう、今はこの事しか考えてないです。
どれも一長一短なので、逆に言うとどれを買っても後悔しないだろうしするだろうし。
しかし本格的なメーカーですし折りたたみという特殊な分野ですので近所の自転車屋さんみたいなところには置いてないんですよ。
本当は、上記全車を試乗してみたいです。試乗したらbirdy GTになってしまいそうな気もしますが💧
まぁ、しばらく考えます。のんびりしてると店頭から姿を消しそうですが、そうなったら2021年モデルを待ってもいいんです。
僕にはかわいいVWくんがいますから。
もし、もしこの記事を読んでくださった方でその道に詳しい方がいらっしゃったら是非アドバイスをいただけると助かります!
それにしても、何を買うにしてもこうして色々悩んでる時って本当に楽しいですよね!
ありがとう!
【複勝コロガシチャレンジ報告③】敗北とリベンジの巻!
天皇賞当日の悪夢
さて、第3弾となりました複勝コロガシチャレンジ報告ですが、天皇賞を前に連勝がストップしてしまいました!
先週の天皇賞、その前日の土曜に東京9Rと11Rを的中させて前週までの¥24,600を¥35,100に増やしました。これで6戦6勝としたわけです。
日曜日の天皇賞は、断然人気ではありましたがフィエールマンに逆らう意味がわからないという事でその複勝一点勝負の予定でした。オッズは1.3倍です。
…ここで僕は欲に負けてしまったんです。
前の記事に書いたように、複勝コロガシの極意は欲をかかない事とわかっていながら欲張ってしまったんですね。
何があったかと言いますと…
僕はこの天皇賞で区切りよく¥50,000の大台に乗せたかったんです。
しかし、ここまでのコロガシ金額¥35,100をフィエールマンにぶち込んでも払い戻しは1.3倍で¥45,630。
逆算して¥50,000を1.3倍で割ると¥38,461。¥3,361足りません!
¥3,361という事は、¥35,100をガチガチ1.1倍にぶち込んでも達成できる。
それで天皇賞コロガシで無事目標の¥50,000を達成!!
なーんて思ってしまったんですね(T-T)
そして僕が手を出したのが東京5R。
ロクに考えもせず、安易にガチガチの一番人気のシャドウワルツの複勝に¥35,100をつぎ込んだのです!
レーンちゃんよろしく~なんて口笛吹きつつ、レース終了を見計らって結果を確認。
シャドウワルツは見事7着に沈んでいたのでした…。
やっちまった。
今まで何度も繰り返してきた、「欲をかいて失敗する」事をまたもやってしまいました。
別に天皇賞で¥50,000にする必要性など無かったのです。単なる感覚と思いつきでそう思ってしまい、積み上げた軍資金を失ってしまいました。
気分が乗らず、天皇賞は観戦のみ。切り替えてフィエールマンに¥10,000からやり直しすれば¥13,000払い戻しの再スタートが切れたのですが、いったん頭を冷やす事にしました。
奇跡の取返し!
そして今週。
GⅠ「NHKマイルカップ」は例年荒れるレースですよね。
一応自分の中では買うならタイセイビジョンの複と考えていましたが、まぁ出馬表を見れば見るほど曲者が多くて踏ん切りがつきません。
そんなわけで、まずは土曜の「京都新聞杯」から新たなスタートを切る事としました。
昔は菊花賞の前哨戦として秋に行われていたレースですが、春にダービーの前哨戦として移動してから既に久しいですね。
さて、このレースは完全に「アドマイヤビルゴの勝ち方」に興味が向くものでした。
自分もそう思っていました。複勝は1.1~1.1倍。とても買う気にはなりません。
そこで、勝ちはビルゴなんだろうけど2~3着に食い込んでくる最有力は…と考えた結果として「マンオブスピリット」に辿り着きました。
デビュー戦こそサトノインプレッサの遥か後方で5着に終わりましたが、続く未勝利戦を好時計で制するとその勢いで1勝クラスのつばき賞でも連勝を飾っています。3戦全て違う騎手が乗っていますが、全員外国人ジョッキーだった事を考えると厩舎のこの馬にかける期待の大きさが伺えますね。
今回は北村友一騎手でしたが、日曜に東でGⅠがある週の為外人を始め有力なジョッキーは皆出張中です。鬼のいぬ間に…で、やってくれるはず!
というわけで、マンオブスピリットの複勝に¥10,000を突っ込みました!
そしてレースはというと…何と断然人気のアドマイヤビルゴがまさかの4着と馬券圏外に沈み、我がマンオブスピリットは見事2着に入って的中となりました。
正直、勝ちはビルゴと思っていたので驚きました。
と、同時に「ラッキー!」の思いが込み上げます。ここまで人気を集めた馬が馬券にならなかった事で、3番人気のマンオブの配当がかなり上がると思われたからです。
そしてレースは確定。
払い戻しは…
なんと4.3倍でした! \(^0^)/
競馬のオッズとしては「なんと」というような倍率ではありませんが、¥10,000を一点でぶち込んでるわけですから!しかも3番人気ですよ!?おいし過ぎます!!
かくして、¥33,000のプラスを得た僕。先週の悪夢を一発で取り返しました!
北村友騎手、ありがとう~💛
しかし、アドマイヤビルゴはどうしたんですかね。藤岡騎手に大きな落ち度は無かったように見えました。ジョッキーは「もう一段ギアが入らなかった」と肩を落としていましたが、何と言っても5億円ホースです。長い目で見てあげたいですね。
日曜の小遣い追加♬
土曜の京都新聞杯で、先週の負け分¥35,100をほぼ取り返した僕。
追撃の日曜日、調子に乗らずに買い目を見極めようとレースを吟味した結果、まず京都メインの鞍馬ステークスのタイセイアベニールに行き着きました。
昨年11月に3勝目を挙げると、今年は完全に安定して4勝目を挙げた後で前走はリステッド競走にて3着に入っています。
鞍上は松山騎手。昨日の北村友騎手同様、鬼のいぬ間に…でやってくれるはず!
しかし、コロガシにはやる気持ちを僕は沈めました。
せっかく前日に奇跡の取り返しを達成したわけで、また欲をかき過ぎると痛い目に遭うのではないか?
落ち着け落ち着け…と自分に言い聞かせて、2番人気タイセイアベニールの複勝に¥10,000を投入。テレビに向かいます。
果たして、アベニールは見事勝利を飾ってくれました。松山騎手ありがとう!
1~3着を1~3番人気馬が占めた為、払い戻しは1.3倍。なので¥3,000のプラスですが、土曜のプラスと合わせれば先週の▲¥35,100を完全に払拭する¥36,000のプラスを計上!
今週は、ここまでにしておこう。深追いは禁物。NHKマイルは過去も意味がわからない馬に勝たれて痛い目見てるし!
と考えて、GⅠレースは気楽に観戦しました。
結果、買うならコイツと思っていたタイセイビジョンは惜しい4着。今回も荒れましたね。人気どころで唯一馬券になったレシステンシアは、やっぱり強い!ですが、このまま秋までしっかり休ませてあげたいですね。今日のレースでもう体力の限界でしょう。
とにかく、買わなくて良かった。
物事には流れがあります。
乗るべき波があれば、波に見えて波では無いものもあります。
「ここまでにしよう」という勘が働いたのは良い傾向です(^^)
「もう一発!」なんてまた「欲をかいて」いたら外してしまうところでした。
そんなわけで、桜花賞から始めた複勝チャレンジは9戦8勝で+36,000円となっています!
来週以降もとにかく欲を持たずにレースを厳選して進めていくつもりです。
お小遣い稼ぎのスタンスでね。
また、適当に報告させてもらいますね!
ありがとう!
【この世界の片隅に】日常目線の”救われる”戦時映画
広島が舞台の戦争映画ですが…
こちら、えらく長い間全国のどこかしらの映画館で上映されていたんですよね。
レビュー評価もとても良く、以前から気になっていたんです。
ただ、コロナ禍の中ではどうしてもスカッとするアクション映画なんかを優先してしまい、アマゾンプライムビデオのウォッチリストにずっと入れたまま鑑賞は後回しにしていました。
で、本日午前中にふと思い立って観てみたんです。
これ、良かったですぅ…(涙)
広島を舞台にした戦争映画という事で、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを大前面に押し出した内容かと思っていましたが、違いました。
「この世界の片隅」に、ごく普通に生きているちょっとボーッとした女性を主人公に、この時代の普通の日常をお涙頂戴無しで等身大に描いた長編アニメ映画なんですね。
観始めて、すぐに物語に引き込まれました。
素晴らしいのは、まず主人公すずちゃんの声を担当した「のん」さんのアフレコですね。特筆に値すると言っていいと思います。ご本人のキャラクターにも通じた(失礼💧)とぼけた雰囲気を完璧に表現しきっており、僕もすぐに感情移入してしまいました。
その「すずちゃん」の幼少期からお嫁入り、そして終戦までの生活を切り取った作品なのでどでかいエピソードが盛り込まれているわけではありません。その代わりに随所に見どころが設定されていて全く飽きさせる部分が無いんですよ。
また、僕にとっては飛び交う「広島弁」がとにかく心地良くて、それを味わう楽しみもありました。というのも、4月いっぱいで退職した前の会社が広島に本社を置く会社でして、配属されていた営業所でも広島・岡山弁が日常的に耳に入る環境だったんですね。
僕自身は関東の人間なので広島弁の使い手ではありませんが、こうして会社を離れてから聞いてみると何だか懐かしくて…嬉しく思いながら味わう事ができました。
また、広島に行きたいな。
瀬戸内海の美しい景色を思い返しながら、そんな事も考えていました。
あらすじ
ここからはネタバレもあります。気になる方は見ないでください(^^)
冒頭、すずは幼少期の描写です。
後々の伏線となるいくつかの出会いが紹介されます。
「ばけもん」(これが何なのかは最後までわからず終いでした)の背中で出会う、将来の伴侶である周作。
瀬戸内海の絵を代筆してあげた、水原くん。
お婆ちゃんの家で座敷童と間違えた、リンちゃん。
すずは、小さな頃から絵を描くのが好きでした。
作中でも、素敵な絵をたくさん描いてくれます。
本人にとっては単なる風景画だったのが、そこに軍艦が描かれていた為に憲兵に難癖を付けられてスケッチブックが没収されてしまうという「笑い話(?)」も中盤に用意されています。日常の中の非日常がよくわかりますね。
で、すずは前述の通り幼い頃に不思議な出会いをしていた周作に嫁入りします。
「ボーッとしている」事を自負しているすずは、たった一人で知らない家に嫁入りしての生活にてんてこまいです。
嫁ぎ先の義両親はとても良くしてくれますが、義姉からは事あるごとに冷たくされてしまいます。そんな生活の中、すずを癒してくれたのはその義姉の娘である美晴ちゃんでした。幼い美晴ちゃんはすずによく懐き、日々のストレスから10円ハゲをつくってしまったすずのハゲを黒く塗ってあげる為に母親に墨を貸してくれるようにねだるなどの微笑ましいエピソードが盛り込まれています。
そんな感じで当時の嫁入りの「辛さ」が表現されていますが、作中のすずはあくまで「普通」です。いや、普通ではないのでしょうが「悲壮感」を漂わせるような描写はされていません。それが観る者の気持ちを楽にさせてくれるんですね。『すずちゃんがんばれ!』って応援したくなる、等身大の人物像に好感が持てます。
それも、のんさんのアフレコによるところが大きいと思います。
親しみやすい作画と相まって、戦争の中の生活ではなく「生活の中の戦争」を力まずに感じる事ができますね。
話を戻します。
戦争は日を追うごとに身近なものとなっていきます。
すずは周作と仲睦まじく結婚生活を送りますが、かつて絵を代筆してあげた水原くんが海軍に入隊していて、北條家にすずを頼って世話になりにくる…なんてエピソードが用意されています。
すずは水原くんに特別な想いをもっていましたが、夫への愛を再確認して水原に預けそうになった身体を引き留めるんです。
良かったね、周作くん(^^)
また、幼い頃に祖母宅で出会った座敷童ことリンちゃんとも、遊郭街で再会を果たします。
もっとも、お互いにそれとわかったわけではありませんが…。
すずは広島の出身で、嫁入り先は「呉」なんです。そう、造船の街ですね。
戦時中は軍艦の建造がさかんに行われ、かの「大和」も呉で産声を上げました。
となれば当然、本土空襲を始めた米軍の標的となるわけです。
そんな呉から、離縁した夫の元への疎開を決めた義姉が汽車の切符を買う間の子守を任されたすずは、美晴ちゃんと義父(負傷中)の見舞いに行った後で空襲に遭います。
地元の方の厚意で近くの防空壕に入れてもらい難を逃れますが、空襲後に道路脇に埋もれていた時限爆弾の爆発に巻き込まれてしまいました。
そして。
あろう事か、自らの右手と共に美晴ちゃんを失ってしまったのです。
嫁入り先の北條の家で怪我の介抱を受けながら、義姉に激しく罵られるすず。
義母は「あんたのせいじゃない」と慰めてくれますが、自責の念からひどく落ち込んでしまいます。まぁ…当たり前ですよね。
そんな事もあって、北條の家に居場所を失った(と思ってしまった)すずは、広島の実家に戻る決意をします。
時は昭和20年8月6日。
元々はこの日が広島への帰省の日だったのですが、失った右手の治療で掛かっていた病院の予約がこの日にしか取れなかった為、まず病院へ行く準備をしていました。
そのまま実家へ向かうつもりの荷造りをしていたすず。
傍らで裁縫をしていた義姉より、声を掛けられます。
美晴が亡くなった時は悪かった。
あんたのせいじゃない。
あんたはここにいていいんだよ。
どうするかは自分で決めて…。
義姉がしていた裁縫は、すずにモンペを仕立ててくれていたものでした。
周作への想いもあり、考えをあらためて北條の家に留まる事にしたすず。
しかしその背後で、一瞬の閃光が空を覆います。
そして、地震のような大きな揺れ。
何だったのかと外に出ると、故郷の広島方面に見た事も無いような巨大なキノコ型の雲が立ち上っていました。
そう、すずの故郷は原爆に襲われていたのです。
しかし、それがわかるには時間が掛かりました。
8月15日。
北條家で玉音放送を聴いたすずは、激しく憤ります。
一億総玉砕じゃなかったのか!
ここにまだ5人いる!
どうして、どうして…!
すずの慟哭も空しく、時は過ぎ去っていきます。
ほんの少し、安心できるようになった日常。
街には進駐軍が出入りし、人々はたくましく復興への道を歩んでいきます。
すずは広島へ妹を訪ね、そこで初めて両親が既に亡くなっていた事を知ります。
ですが、あまりに多くの死が身近に渦巻いた為か、その両親の死すらも作中では大きくクローズアップされません。
これが、戦争。
死は受け入れ、生き残った者は前を向くんだ…。
その裏で、すず夫妻は戦災孤児の女児に出会います。
娘の母はすずと同じように右手を失っていたようです。原爆の犠牲者だったのです。
力尽きた母の亡骸に寄り添っていた娘は、遺体に虫が湧いてきてようやく母から離れて放浪を始めます。そんな折に出会ったのがすず夫妻だったのです。
夫妻はその娘を抱きかかえ、家に連れて帰ります。引き取って育てるつもりのようです。
そして映画は、エンディングを迎えます。
戦後、ただでさえ物資も少ない中で、見も知らぬ孤児を引き取って育てるという例がどれくらいあったのかは僕にはわかりません。ですが、これはこれでいいと思いました。レビューには「あそこは自分の子を産み育てるエンディングだろ!」というような評価が多いですが、まぁいいじゃないですか(^^)
自分の子を育てるのは当たり前。
そうではなく、こんな時代でも放っておけば消えゆく命に手を差し伸べた人もいた。
それでいいじゃないですか。
「火垂るの墓」とは全く違う描写となりますが、おかげで爽やかに観終わる事ができました。
戦争が爽やかか!と言われたらお終いですが、一つの作品としてこういった物があっていいと僕は思います。これなら、子供たちにも積極的に見せられますから。
本作、見どころは?と聞かれれば「全部」となります。
繰り返しますが、「注目点」はのんさんのアフレコとなりますが、見どころは随所に散りばめられていて絞れないですね。
ピンと来ないという方も多いかと思いますが、騙されたと思って観てみてください!
僕は、アマゾンプライムビデオのウォッチリストからこの作品を削除しません。
また観よっと。
素直にそう思える、良作でしたから…。
そんなわけで、星4つです! ★★★★☆
ありがとう!