【燃えよ剣】新選組副長土方歳三の命の燃やし方
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男の胸を打つ生き様
司馬遼太郎の著作が大好きです。
「竜馬がゆく」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」などなど、『男』いや『漢』を描かせたら一級品の司馬氏が残した数々の作品の中でも、僕が最も多く読み返して人生のバイブル的に捉えているのが「燃えよ剣」です。
わずか34年の人生を、こうも波瀾万丈に生ききるかと思いを馳せると自分の人生も悩みも小さいものだなぁと考えさせられてしまいます。
そう、泣く子も黙る新選組の中でも「鬼の副長」と恐れられた土方歳三。
彼を主人公として、新選組を主軸に幕末~明治への時代の変遷を描いた長編歴史小説ですね。
長編と言っても「竜馬がゆく」のような文庫本8巻なんていう大作ではなく、上下巻の読みやすいボリュームである上に土方歳三の人生をロールプレイングしているような感覚でどんどん読み進める事ができます。
多摩地方の薬売りから剣に目覚め、幕末の激動に乗って京都で侍となり新選組を率い、瞬く間に有名人になったと思ったら今度は賊軍に転落して最後の最後まで闘い抜き、死んでいった。
ブレない。
退かない。
振り向かない。
これぞ漢。読んでいて身震いする程のほとばしる漢っぷりに、僕は今でも興奮する。
あくまでも「土方歳三を主人公に幕末を描いた”フィクション”小説」なのであるが、これを読んだ誰しもが「歳さんの墓参りに行きたい」と思う事だろう。
まだ未踏の五稜郭へ。
僕の夢でもあります。
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映画化
そう、あらためて映画化されるとの事で、興味津々です。
主演は岡田准一さんなんですね。俳優として好きですが、土方歳三をどう演じるか見ものだと思います。
個人的には、2004年の大河ドラマ「新選組!」で歳三を演じた山本耕史さんがハマリ役と感じました。2006年正月には近藤勇死後の東北~北海道転戦を描いた「新選組!!土方歳三 最期の一日」という続編がわざわざ作られた事からも、山本氏のハマリ度がわかりますね。一見の価値有りですよ。
この大河では他の登場人物もイメージによく合ったキャスティングがされていて、ニヤリとさせられたものです。
照英の島田魁とか…
あぁ、また観たいな。
ひとまずは、映画での”岡田歳三”を楽しみにしたいと思います。
映画ではかなり内容が端折られるはずなので、興味を持ってくれた方は是非原作を読んでください。
血がたぎります。保証しますよ。
ありがとう!
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